(CNN) JR東日本は10日、次世代新幹線の試験車両「ALFA−X(アルファエックス)」による走行試験を開始した。

走行試験は3年間にわたり仙台―新青森間で夜間に週2回実施される予定。ALFA−Xの性能上の最高時速は400キロに達する。運行開始は2030年ごろになる見通しで、世界最速となる時速360キロでの運転を目指す。
https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/11/352a779433fa6cecddc1e1e5b28c10da/t/768/432/d/japan-bullet-train-test-1-super-169.jpg

ALFA−Xは中国の高速鉄道「復興号」の速度も上回る見通し。復興号は設計上はALFA−Xと同等の最高速度を出せるが、営業運転時の時速は10キロ遅い350キロにとどまる。

ALFA−Xは近未来的なデザインで、10両編成の先頭車両は長い「鼻」のような形状になっている。

日本では1年ほど前、次世代新幹線「N700S」の走行試験も始まった。2020年の営業運転開始を予定しているが、最高速度は現行のN700と同じ時速300キロを予定している。

JR東海の超電導リニアモーターカーは2015年、実験線で時速603キロという世界最高速度を記録しており、ALFA−Xの走行試験でどれだけスピードが出てもこれには及ばなそうだ。
https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/11/c17209688783ef81e4bf5b2e4ecf0a0b/japan-bullet-train-test-2-super-169.jpg

https://www.cnn.co.jp/business/35136802.html