猛烈な台風2号は、26日午前9時現在、フィリピンの東の海上に到達して、ゆっくりと北上している。2月中に猛烈な勢力に発達した台風は、気象庁が1951年に統計を開始して以来、初めてだ。

 気象庁によると、台風2号の午前9時現在の中心気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径150キロ以内では暴風が、その外側では強風が吹いている。

 台風が存在するフィリピンの東の海上では現在、海面水温が28℃ほどと高いが、北上するにつれて次第に低くなるため、今夜には勢力が若干衰えて、中心気圧950ヘクトパスカル程度になると見込まれる。

 気象庁の72時間予測によると、台風はこの先、進路を西寄りに変えて、来月1日ごろにも熱帯低気圧に変わると予想されている。

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