「ゆきだるま」の形状に思われていた、カイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」ですが、2月9日にNASAが発表した内容によると、実は球体ではなく平べったい天体の可能性があるとのこと。

「ウルティマ・トゥーレ」は、かつて大小2つの天体が合体し、ゆきだるまの様な形になったと思われており、NASAがこの天体を2つに分けて表現する場合は、「ウルティマ」と「トゥーレ」と呼んでいます。今回の発表では、大きい方の「ウルティマ」は平べったいパンケーキ型で、小さい方の「トゥーレ」は凹んだクルミ型であると指摘しています。
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なお、アラン・スターン氏は「より多くのデータを分析することで、ウルティマ・トゥーレが実際はパンケーキの様に平べったい形をしていることが分かった。しかし、この天体がどの様にして形成されたのかは謎である」とコメントしています。

■動画
New Data, New View https://youtu.be/1WUd2brm8XE

https://sorae.info/030201/2019_2_9_ut.html