【古生物】爬虫類の翼竜にもフサフサの羽毛 中国で化石見つかる[12/18]
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翼や頭部に鳥のような「羽毛」が生えた小型の翼竜の化石が、中国で見つかった。鳥の遠い祖先の小型恐竜などはフサフサの羽毛に覆われていたことが知られているが、絶滅した空を飛ぶ爬虫(はちゅう)類の翼竜にも、原始的な羽毛を持つものがいたことになる。なぞが多い羽毛の進化や役割の解明などに役立つ発見と期待される。
中国科学院などの研究チームが科学誌ネイチャーエコロジー&エボリューションに18日、発表する。
研究チームは、中国河北省の約1億6千万年前(ジュラ紀)の地層から出た小型翼竜2体(翼を広げた大きさで推定約40〜45センチ)の化石を詳しく調べた。
化石は保存状態がよく、体表に細い繊維状のものが生えていた痕跡があった。コウモリのような皮膜のある翼などに生えていた繊維は、1本が途中で細かく枝分かれするなど原始的な羽毛の特徴を備えていた。研究チームは、「羽毛」が空を飛ぶことや体温の保持などに役だった可能性があるとみている。
国立科学博物館の真鍋真標本資料センター長は「鳥類は飛ぶために体が軽く体温を保持しにくいが、羽毛のおかげで体温を一定に保てる『恒温動物』になっている。体の軽い翼竜にとっても、羽毛のような構造をもつことは、体温を保持する上で重要だったのかもしれない」としている。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181217003808_commL.jpg
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181217003809_commL.jpg
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLDG3TC0LDGULBJ004.html >>81
俺も、羽毛は鳥頚類の共有派生形質説に一票。
やはり、鳥盤類で羽毛の痕跡が、しかも中国以外の化石でも検出され始めているのは大きいよ。
そうすると、ラゴスクスなんかも毛がふさふさだったのかもね。
そもそもラゴスクスなんて学名、「兎鰐」って意味だから、毛がふさふさだとモロなんだが。 羽毛は恐竜や翼竜が分岐する前に爬虫類に備わっていた形質だったりしてね。
まさか羽毛は生えたワニが見つからないだろうな。 羽毛は飛ぶためではなく保温や水除け/雨除けの役に立っていたのかもね。
雨の日、哺乳類たちが巣穴に避難している間、鳥達は雨の中で元気に餌を探しているから。
それがいつの日か飛ぶことにも役に立つようになった。 >>86
俺は、哺乳類の被毛は元来は保温用に進化したんじゃないんじゃないかと思っている。
理由は、哺乳類でよく発達した皮脂などの皮膚腺分泌と哺乳類の被毛の構造の相関。
哺乳類の被毛は表面にうろこ状のキューティクルが発達していて、その重なり合った隙間から
効率的に毛管現象で皮脂などの皮膚腺分泌物を吸い上げて保持できるようになっている。
実際、我々ヒトも丸一日髪を洗わないだけで毛髪の先端まで皮脂がいきわたるだろ。
野生動物でも被毛が皮脂でべったりしている動物も少なくないし、
多くの動物の被毛に皮膚腺分泌物のにおいがしみわたっている。
つまり哺乳類の被毛は皮膚コンディショナーであったりフェロモンであったりする
皮膚腺分泌物の効率的な保持器官なんじゃないかという仮説。 >>88
現生鳥類だと、羽毛の撥水性は羽毛の構造自体に加えて 尾脂腺から口で脂性分泌物をとって
前身の羽毛に塗布する行動によるところが大きい。
恐竜、翼竜、ラゴスクス類らからなるいわゆる鳥頚類の特徴であるあのしなやかな頸が、
尾脂腺分泌物を前身の羽毛に塗布するために進化してきたものであると仮定してみるのも
面白そうだね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています