【科研費】研究費低迷に危機感=中独にも抜かれ4位−地方の研究者「悲惨」・ノーベル賞、本庶佑特別教授[12/07]
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【ストックホルム時事】
京都大の本庶佑特別教授(76)がノーベル医学生理学賞の受賞が決まった直後に明かしたのは、若手研究者の支援を目的とした基金の構想だった。主要国が軒並み大学の研究費を増やす中、横ばいが続く国内の現状に危機感を募らせていたといい、授賞式に向けて日本をたつ際にも「若い人への支援が細っている」と訴えた。
関西地方のある国立大准教授は「悲惨です。若い人が夢や希望を抱けない。今後15、20年続いたら、残るのは荒涼とした景色しかない」と話す。
1990年代の政策転換で大学院生は増えたが、多くは博士号を取っても大学で安定した職に就けず、任期付きの助教などを更新して食いつなぐのが実情だ。
「学生は、優秀な先輩があんなに苦労するのかとよく見ている。ポストを得られても雑用に振り回され、研究に専念できない。自分がやってやろうとは思わないだろう」と漏らす。
科学技術白書によると、大学部門の研究開発費は米国が圧倒的で、日本が長年2位を維持していた。
しかし、2011年に中国に抜かれ3位に転落すると、16年にドイツの後塵(こうじん)も拝し、4位に落ち込んだ。
研究成果のバロメーターとなる論文数は、日本は10年前と比べ、主要国で唯一減少。引用件数が各分野で上位10%に入る論文の数は、03〜05年は平均4位だったが、13〜15年は同9位となった。
本庶さんは「ずっと(国の)科学研究費に支援されてきた」と振り返った上で、がん免疫療法の開発を「基礎研究が応用につながると実証できた」と強調する。
資金の配分について「生命科学は未来への投資だ。今もうかっている所に注ぎ込むのでは後れを取る」と訴える。
大阪大の仲野徹教授(分子生物学)は「生命科学分野は高度化、高速化、高額化が進んでいる」と指摘。研究費の在り方について、「うまくいかないかもしれない研究に資金を投下できるかどうかだ。研究は継続性が重要で、いったん落ちると追い付くには努力がいる」と話した。(2018/12/07-05:28)
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/20181207ax01_t.jpg
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018120700061&g=soc >>191
そうでもない
>>185が言っている数学が何かは知らんが
ジューディアパールが人工知能とかに応用されてる確率伝搬法とベイジアンネットワークを考案したのは1980年代だ >>193
>ジューディアパールが
1936年、テルアビブで生まれる。1960年、イスラエル工科大学で電気工学の学士号を得た。卒業後
アメリカに移り、ラトガース大学で物理学の修士号を取得し、1965年にはブルックリン・ポリテクニッ
ク・インスティチュート(英語版)で電気工学の博士号を得た。その後、RCAの研究所で超伝導を使っ
た記憶装置などを研究。さらに Electronic Memories, Inc. で最先端の記憶装置を研究した。1970年、
UCLAの工学および応用科学部門で教職につき、2012年現在はそこで計算機科学と統計学の教授と
なっており、認知システム研究所の所長も務めている。
>人工知能とかに応用されてる確率伝搬法とベイジアンネットワークを考案したのは1980年代だ
確率伝搬法(Belief Propagation)あるいはSum-productメッセージ伝達法(sum-product message pa
ssing)とは、ベイジアンネットワークやマルコフ確率場などのグラフィカルモデル上で作用する、メッ
セージ伝達のアルゴリズムである。
情報系の人間がベイズ統計っていう18世紀の数学を使って新しいモデルとアルゴリズムを考案したっ
てだけの話だけど、だから何? はやぶさとか何の役にも立たないものを飛ばして金つぎ込んでんじゃん >>195
役に立たないものに金つぎ込むのがダメなのなら科学より役に立たない人をガス室送りにした方がいい人たくさんいるぞ >>196
15年前カネにならない研究をしたらクビって決めて大学を独法化した。
その結果、企業がやるみたいなすぐに成果が出るテーマしか大学は研究出来なくなった。
そして、本当に大学から成果が出なくなった。
ホント、文科省の失政はどうするんだろうね? 生命系が実験に大量の奴隷を必要とした。そこで大学院の定員を増やし、
助手などにみな任期をつけて期間限定で雇用するようにした。予算が出た
らプロジェクトを起こして数年で使い捨てにするためだ。 「選択と集中」は商売人の発想。基礎研究には合わない。
・大隅教授
「『こうやれば必ず結果が出ます』というのは科学ではありません。わからないことに挑戦してみようという精神を失ってはいけない。
成果がありそうなところに集中投資ばかりしていたら、新しい研究の芽が生まれてくることはないと思います。
これから日本からノーベル賞受賞者が続々と生まれるかというと、だんだん難しくなってくると思います」
「このままいくと、ある世代が抜けてしまうことになる。『ああ、しまった』と後で気づいても、それを取り返すには、何倍も時間がかかってしまう。
ある分野が途切れてしまうと、それをもう1回立ち上げるのにはものすごく時間がかかるのです。
長期的に見ると、日本の基礎科学は大変、危機的な状況になっていると思っています」
・本庶教授
「僕は、(基礎研究費を)もうちょっとばらまくべきだと思う」
「何が正しいのか。何が重要なのかわからないところで、『この山に向かってみんなで攻めよう』ということはナンセンスで、
多くの人にできるだけ、たくさんの山を踏破して、そこに何があるかをまず理解したうえで、どの山が本当に重要な山か、ということを調べる」
「(イノベーションは)政府が旗を振ってするものではない。政府がこれをしなさいあれをしなさい、と言うのは全くばかげている。役人が考える程度のことは誰だって考えている。
月にロケットを上げるような、計画を立てて金をかければできることはイノベーションではない。金で解決することとイノベーションは次元が違う」
「目的が決まった研究費はイノベーションを生むお金の使い方ではない。研究者を型にはめてしまうため、とんでもない発想を生み出せないからだ。
がん免疫薬につながったPD―1遺伝子の研究も自由な発想から始まった。最初からがんに効くと考えた人は誰もいなかったが、結果的にイノベーションを起こした」 >>201
国土地理院が全国くまなく地図を作らなければならないのと構図が似てるんだな。
どこの地図を充実させるのか「選択と集中」を国土地理院に命じるバカはおるまい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています