2018年12月3日、米華字メディア・多維新聞によると、「ゲノム編集ベビー」で世界の注目を浴びた中国・南方科技大学の賀建奎(ハー・ジエンクイ)副教授が大学内に軟禁されていると報じられた問題で、大学側は「現時点では何も答えられない」と詳しい説明を避けた。

賀氏は11月26日、ゲノム編集技術を使い、エイズウイルスに感染しないようヒトの受精卵を操作し、実際に双子の赤ちゃんが誕生したと主張する動画を公開。28日には香港で開かれた国際会議で講演を行った。

賀氏の動向をめぐっては「28日の会議出席後、南方科技大の学長と6時間に上る面談が行われた。その後は大学に連れ戻され、『軟禁』されている」と報じられたが、大学側は「この件に関するいかなる問題にも現時点では答えられない」とコメント。「情報を得たら公式ルートを通して発表する」と説明した。

多維新聞は、「賀氏の行方は謎に包まれている」と報じている。(翻訳・編集/野谷)

https://news.nifty.com/article/world/rcdc/12181-667945/