NASAの無人探査機「オシリス・レックス(OSIRIS-REx)」は打ち上げへから約2年の月日を経て、日本時間2018年12月4日に、地球に接近する軌道を持つ地球近傍小惑星「ベンヌ(Nennu)」に到着します。

「ベンヌ」に着陸後は、1年半程かけ地表の調査やサンプル採取などを行い、「はやぶさ2」と同様に、サンプルを地球に持ち帰るというサンプルリターンミッションに挑みます。「オシリス・レックス」のサンプル採取方法は、アームに取り付けた円形装置の「TAGSAM」から窒素ガスで放出し、表面の物質を吹き飛ばして60g以上のサンプルを採取予定。また、NASAとJAXAは、2014年に互いのサンプルを相互に提供し合うことに合意しており、目的とする太陽系や惑星、生命誕生の秘密に迫ります。

「はやぶさ2」は2020年末に、「オシリス・レックス」は2023年に地球に帰還する予定です。

▲小惑星ベンヌ。小惑星リュウグウにそっくり
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