0001しじみ ★
2018/11/28(水) 14:25:57.02ID:CAP_USERCactus spine puncture performance | Proceedings of the Royal Society of London B: Biological Sciences
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/285/1891/20182280
Cactus spine shapes determine how they stab victims | Science News
https://www.sciencenews.org/article/cactus-spine-shapes-determine-how-they-stab-victims
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で進化バイオメカニクスについて研究するPhilip Anderson氏らは、新たな研究でサボテンのトゲのメカニズムについて調査を行いました。
研究者は6種類のサボテンのトゲの強度を、ポリマーや豚肉といったさまざまな物質に刺すことで調査。このとき測定されたのは、物質にトゲを刺す際の強さ、圧力、そしてトゲの抜きにくさです。
実験の結果、オプンティア・ポリアカンタ、チェーンフルーツチョヤといったサボテンが持つ微細なトゲは、物質に刺さりやすい一方で、繊維状の組織ともつれやすく、豚肩肉や皮なしの鶏胸肉から取り除くのが非常に難しいことがわかりました。またチェーンフルーツチョヤのトゲは深く刺さるため、トゲを引き抜くとサボテンの一部が本体とは別の場所に落ち、サボテンが生息範囲を広げることが可能であるとのこと。
一方で、キンシャチのトゲは、ポリマーに対しても動物の肉に対してもささりにくくなっています。これは、キンシャチのトゲの目的があくまで動物を遠ざけるという「防御」であるからだと研究者は考えています。
論文の共著者であるStephanie Crofts氏は「サボテンのトゲの形態学には本当にクールな多様性があります。最初は草食動物を避けるためだけのものでしたが、その後、霧に含まれる水を集めたり温度を調節したりといった二次的な使用にも適用していきました」と述べています。
https://i.gzn.jp/img/2018/11/28/cactus-spine/00.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181128-cactus-spine/