【生物】獲物の頭部を収集するコレクター・アントの謎 フロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎の一部が解明[11/19]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
<60年間謎だったフロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎が一部だが解けた>
米フロリダ州に生息するヤマアリの一種に、科学者の注目が集まっている。このアリはもともと、種類の違うアリを殺した後、切断した頭部で巣を飾り付ける、という謎の「風習」で知られてきた。今回新たに、そのヤマアリが攻撃時に化学物質を分泌して獲物に偽装(化学擬態)し、毒性の蟻酸をかけて殺すことが明らかになった。
「フロリダアリ」という名のこのアリは、60年以上前から科学者らの研究対象になってきた。生息地は米南東部に限られ、フロリダ州全域およびアラバマ州とジョージア州の一部で見られる。
フロリダアリの発見後すぐ、科学者たちはその巣が大顎を持つアギトアリの頭部で一杯になっていることに気が付いた。アギトアリは、恐ろしい捕食者として知られるアリなのにもかかわらずだ。そのため当初は、アギトアリが使わなくなった巣にフロリダアリが引っ越したせいではないかと考えられた。
フロリダアリはアギトアリに特化した捕食者ではないか、という仮説もあった。
国際社会性昆虫学会の機関紙「Insectes Sociaux」に11月16日に掲載された論文で、米ノースカロライナ州立大学のアドリアン・スミス准教授は、フロリダアリがアギトアリを攻撃する際に何が起きるのかを観察。その結果、フロリダアリはアギトアリと同じ化学物質を分泌して化学擬態することを発見した。獲物の身体を覆うロウと同じロウを作ってまとうのだ。
カメラが、次に何が起きるかを記録していた。フロリダアリはアギトアリに毒性の蟻酸をかけて動けなくした後、死骸を巣穴に引きずり込み、切断した。
■死体を運んで頭部を切断
「この行動で、フロリダアリの巣の中に多くのアギトアリの頭部があったことの説明がつく。60年以上ぶりだ」と、論文にはある。
この2種類のアリの進化関係や、フロリダアリが頭部を飾る行動でどんなメリットを得られるかを理解するためには、今後さらなる研究が必要だとスミスは言う。「今、フロリダアリは我々が知る中で最も化学的に興味深いアリだ」と彼は言った。「これまでは死んだアリの頭部を集める不気味なアリの一種、くらいにしか見られていなかった。それが今や、化学擬態の進化を理解するためのモデル生物になるかもしれない」
その日まで「フロリダ州のへんな生き物リストに加えておこう」、とスミスは言った。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/11/ant181119-thumb-720xauto-146397.jpg
ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11313.php フロリダ州のへんな生き物リスト(暫定
・人間
・フロリダアリ
・メガシャーク
・ギガントゲイター 戦後アメリカ兵は日本兵の頭蓋骨持って帰ってたよね。 児童学習用か
子供のうちから「これが敵よ」って教育するのか 人間世界も、戦争し掛けたり、虐殺したり、似てるが、昆虫の場合、敵筋を食料にしてるかナ?
人間は、食ったりせんのに、何故戦争するのか不思議だな 逆に、敵が来たときなんだ味方の巣だと思って油断させておいてギャー! アギトアリって毒針もあって、大顎も鋭くて何より顎を閉じる速度が物凄く速いんだよな
>>1のアリはヤマアリ科だから毒針もなく戦闘力はないと嘗めてたら、
蟻酸ぶっかけまくりの遠距離攻撃タイプか アリってグループ全体でひとつの高等生物みたいになってるのが怖い 毒の蟻酸で弱らされたアギトアリが巣に引き込まれて、仲間たちの首が大量に飾られてるの見たらショックだろう 頭は硬くて食えない、不味い。
巣の外に捨てるとアギトアリに警戒される。
だと思う。 ttps://www.youtube.com/watch?v=0hMGbHcvHIo
アギトアリ
大顎を左右に一直線あるいはそれ以上に開く
顎の付け根に、弾性の高いレジリンというたんぱく質で出来た組織を持ち
大顎の先端が230km/hで閉じる
これによって素早く逃げる獲物でも捕らえられる
しかも毒針も持つ
こんな強力なアリに対抗したかったら、毒液ぶっ掛けまくり攻撃しかないだろうなあと
つうかフロリダアリでも弱い個体は逆に殺されるだろうな
スレ内で映画のプレデターを連想している人も複数か
確かに、強いアリを捕まえて自分の強さの象徴とし、その匂いの物質までまとって
仲間に認められ、また宿敵のアギトアリを少しでも欺いて接近する意味もあるか 化学擬態とか超怖い
やっぱ昆虫、とりわけ蟻の社会はネタの宝庫
この1億年で最も進化した種かも 60年前から科学者が注目している割には、何で今頃夏休みの自由研究レベルのことが分かったの?
異常に警戒心が強くて最新鋭の暗視カメラ無しでは成し得なかったとか? https://www.youtube.com/watch?v=heuYzC12etg
動画
フロリダアリ
Formica archboldi
ところで赤っぽい色、ヤマアリ科であること、大量のギ酸を出す事
更に動画を見る限り、大顎が結構鋭いね
エゾアカヤマアリを連想するなあ
Formica属だから同属だね
フロリダアカヤマアリって和名でどうよw
>>4のクビカリアリは生態が分かり易い
アギトアリ、だがまあ>>1で取り上げられている種類
Odontomachus brunneus
ブルネウスアギトアリ になっちゃうなあ
ところで、エゾアカヤマアリやアカヤマアリは女王アリもちょっと曲者で
クロヤマアリの巣に殴り込み、クロヤマアリの女王を殺してそのフェロモンを塗りつけて
クロヤマアリの働きアリに自分が生んだ幼虫を育てさせて巣を乗っ取るタイプ、の社会寄生をするというんだが
>>1のフロリダアリはどうなんだろう?
奴隷狩りはしないが、ブルネウスアギトアリのフェロモンの威は借りるって事かなあと 上に貼ったつべ動画を見ると、巣に落ち葉が一杯並んでいるけど
エゾアカヤマアリは穴を掘って巣を作らずに、針葉樹の落ち葉を集めて巣を作り更に巣にギ酸をぶっ掛けまくるから
針葉樹のヤニの臭い+ギ酸の臭いで存在感が強い
そして攻撃性も高い。分かり易い巣だから色んな捕食動物に巣を壊されまくるんだが、激しく攻撃する
北のエゾアカヤマアリ、南のツムギアリと呼ばれるくらい、中型やや大きめのアリで攻撃性が高いアリという感じで対になっている
しかも作る巣まで地面に穴を掘らない点でも何となく似ているw
で、多分フロリダアリも巣をまともに掘らずに周辺の落ち葉を積み上げるタイプなのかもな?と
まあ攻撃性の高い尖った大顎を持つために穴掘りが苦手になっちゃうアリが一部にいるらしくて、
そういうのは他のアリの巣を乗っ取ったり、落ち葉を積み上げたりツムギアリみたいに蛹化直前の幼虫の履く糸で葉っぱを繋いで巣にするなど
いろいろ苦労している
そして地上で目立つ巣だからますます攻撃性を高めるために大顎を尖らせ、穴掘りに適さなくなってしまう悪循環となるw
確かメキシコのミツツボアリもヤマアリ科だったな
真面目に穴を掘って巣を作ってるクロヤマアリ、更に厳しい季節に備えて蜜を若い個体に詰め込むミツツボアリなど平和的な種類が多い一方で
奴隷狩りで有名なサムライアリ、奴隷狩りもすれば塚を作り攻撃性も強いエゾアカヤマアリ、本来は繭を作るべき幼虫の糸を使って葉を丸めた巣を作り
攻撃しまくりのツムギアリ、そして巣にブルネウスアギトアリの頭部を飾り、そのフェロモンで威を借りるフロリダアリか
ヤマアリの多様性も面白い
今変な事を思い付いたぞ!
殺したアギトアリの頭部を飾ってフェロモンをまとう習性のあるフロリダアリと、
クロヤマアリの巣から幼虫を奪って自分のフェロモンを塗りつけて奴隷として使うサムライアリ
あと、アカヤマアリは色んな種類のアリを奴隷にして巣に入れてしまうとか、あるいは1つのコロニーが多数の巣を作る、とかもやるらしい
このへんの性質って何か連続性があるねえ
アリの奴隷狩りがどういう過程を経て生まれたか、説明できるかもしれないね! 化学擬態ってどういう事?
その擬態化学物質を全身に塗れば、おっさんでも女子更衣室や女子トイレに入って行ってたとえ他の女性に見られても、
おっさんに見えるけどあくまでも女性だと認識されて一切警戒されないって感じ? 匂いで他個体が仲間かどうかを見分けてるから似せた化学物質で騙せる 【動画】動物界最速はドラキュラアリの顎、人間が1回まばたきをする間に、5000回も顎を噛み合わせ 研究[12/18]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1545137307/
で、>>1で頭を刈り取られて飾られているのは
この大顎を素早く閉じられるアリの仲間だな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています