>>560
> 一番感じるのが台形の面積。
> 出し方なんて大量にあるのに、
>
> 必ず、
> 2つの台形を並べてた図を見せて
> 「(上底+下底)×高さ÷2」
> で教える。

大半の子供は自分で独自に計算法を考える力はない
公教育の目的は社会で使い物になる最低レベルまで子供を教育すること
つまり公教育とくに公による初等中等教育が目指すのは最低レベルの学力の確保であって天才の発掘や育成ではない

ただ、その台形の計算方法にしても、このスレの主題にしても、以前から問題になっている算数教育における掛け算の可換性の禁止にしても
標準的な計算以外で正しく計算している子供の答案をバツにしてしまうことだ

上に書いた通り公教育は天才の発掘や育成が目的ではないが、同時に才能の可能性を潰して標準化するのも公教育の目的ではない

つまり、最低限の学力の確保という目的のための手段としての標準的な方法という手段を現場の教員が目的とはき違えているんだよ、
標準化が目的だ、必ず標準化せねばならないとね

この手の手段が目的化して硬直化するというのは日本社会一般でも決して珍しくないが、公教育の場では特に酷いように感じる

別の計算法を自分で考えて答案に書いてきた生徒のをバツにせずマルを付けてやるのであれば、授業では標準的な計算法を1つだけ
教えるのは別に問題だとは思わないよ

以上、まとめると
問題は標準解法を1つだけ教えることではなく、標準以外の解法・計算法で答えた答案をバツにすることだ
そしてその原因は手段と目的とを現場教員がはき違えているからだ、そしてその手段の目的化は教育現場の様々な側面で見受けられる
従って公教育の現場を担う教員の徹底した意識改革が何よりも不可欠だ