【福島第一原発事故】「甲状腺スクリーニング検査を実施しないことを推奨する」――IARCの勧告[11/06]
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チェルノブイリ原子力発電所事故の後に、周辺地域の多くの子どもたちが甲状腺がんと診断されました。このことから、原子力災害が起きて放射性物質が環境中に飛散した場合、周辺住民の甲状腺検査の必要性が検討されることがあります。
ただし、甲状腺のスクリーニング検査(症状のない集団に対する甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査)には、「過剰診断」という弊害が伴うため、実施は慎重にする必要があります。
「過剰診断」とは、スクリーニング検査をしなければ発見されることがなかった、あるいは、一生涯症状が出なかったり命にかかわることのなかったりする甲状腺がんを見つけることを指します。
世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)の専門家グループが、「原子力災害後の甲状腺の健康調査」と題した文書をまとめました。
専門家グループはがん検診や放射線疫学、放射線計測、病理学、内分泌学、核医学、外科の14人の専門家で構成され、3人の専門家、4人のアドバイザーらがこれをサポートしました。2017年10月以降計3回の会合を開き、現在までに得られた科学的知見からの検討を行いました。また、来日して福島県県民健康調査検討委員会メンバーと意見交換もしました。
文書では、2つの提言を出しています。
(1)原子力災害後に、全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査は実施しないこと。
(2)原子力災害後に、「リスクが高い個人」に対しては「甲状腺モニタリングプログラム」を考えること。
(1)原子力災害後に、全住民を対象とした甲状腺検査は実施しないこと
「全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査」とは、甲状腺の被ばく線量にかかわらず、対象地域の全住民を検査対象とすることです。検査の結果によって、従来の治療指針に沿って治療がなされることがあります。専門家グループは、このような甲状腺スクリーニング検査は「害が利益を上回る」とし、反対しています。
成人を対象とする大規模な甲状腺スクリーニング検査を実施すると、「過剰診断」が起こることがわかっています。原子力災害によって甲状腺がんが心配されるのは子どもですが、子どもの場合でも成人と同様の「過剰診断」が起こる可能性があることが指摘されています。
(2)原子力災害後に、「リスクが高い個人」に対しては「甲状腺モニタリングプログラム」を考えること
「リスクの高い個人」を、IARCは「甲状腺の被ばく線量が100〜500ミリグレイ(この場合はミリシーベルトに置き換えられる)あるいはそれ以上」の人と定義しています。
「甲状腺モニタリングプログラム」というのは新しい概念です。健康リテラシー教育、検査の対象となる人を登録する制度、甲状腺検査とその後の治療のデータ収集を含んでいます。また、検査実施にあたっては、対象者が検査を受けるかどうかを選択できる仕組みを前提とすることと提言しています。
このモニタリングプログラムはあくまでも個人に対するものであり、住民全体に対するスクリーニング検査とは区別することが大切です。
まだ多方面から研究がなされている最中ですが、環境省の研究班の推計では、福島県民の子どもの被ばく線量は100ミリシーベルトを下回っています。したがって、福島県の場合は「提言(1)「国際専門家グループは、全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査を実施しないことを推奨する」に該当します。
この提言に関しては、「過去の原子力災害への対応や現在進行中の施策を評価するものではない」とされています。しかし、2017年12月25日に開かれた福島県県民健康調査検討委員会で梅田珠実委員(環境省環境保健部長)が、「福島県の検討委員会や甲状腺評価部会の議論の基礎資料として参考になる」と話しています。また、専門家グループに関わる費用は環境省が負担しており、日本語版の公表も予定されています。
●参考
IARC Expert Group on Thyroid Health Monitoring after Nuclear Accidents
“Thyroid Health Monitoring after Nuclear Accidents“
http://publications.iarc.fr/571
https://synodos.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/45421396_1943925589036766_2384247242065182720_n-1.jpg
https://synodos.jp/fukushima_report/22298 >>271
韓国のこのデータ、どういう意味なんだろうな
韓国の甲状腺癌って突出して高いものな
普通に考えたら、韓国だけ異常に甲状腺癌の検査が盛んで、その結果そうなる、、、
とかなんだろうけど
韓国だけ甲状腺癌の検査が盛ん、なんていう事実があるのかどうかも知らないから、なんとも言えないな 2000年前後で、韓国で甲状腺癌(を含む癌検査)が活発になる
そんな事件かニュースか医療制度改革って、何かあったっけ? 韓国では1999年から、低負担で受けることができる国家的ながん検査プログラムが開始された。
すると1993年には10万人当たり4人だった甲状腺がんが、2011年には約60人にまで増えた。
論文ではスクリーニングの受診率が10%上がると、甲状腺がんの罹患率も10万人当たり約40人増えたとしている。
理論的には受診率がさらに上がれば、罹患率も15倍よりもっと増える可能性がある。
https://biz-journal.jp/2017/07/post_19633_2.html >>274
おお! サンクス
モロに検査増が原因なのな
2ちゃんねるとか5ちゃんねるとかいう悪いインターネットでは、
韓国が放射能汚染が酷いからって風潮が増えてた気もするけどw
分かってしまえばそんなもんか >>267
問題は「検査」ではなく「手術」の段階で起きてるんだから、改善が必要なのは「手術」に関するプロセスだろ?
「手術」に関わる医者は、ライオンと違って人間の言葉が通じるんだからさw >>276
人間がそんな合理的に動けたら苦労しないんだよな >>276
「モデルガンの銃口を突きつけても問題ない」並の暴論。
モデルガンと誰もが理解できて、誰もが冷静に対処できて、誰も責任を取る必要がない状況が揃ってないと成立たない理屈。
いま現在、甲状腺がんに過剰医療の問題がある以上は、住民総検査の実施の前にやるべきことがある。
必要なのは手術に関するプロセスじゃなくて、医療制度や社会の認知や法整備。
医者や患者や患者の親に判断を投げて彼らを悩ませる制度設計のまま、
医者や患者や患者の親を甲状腺がんの問題に直面させたら駄目。 >>277
>>278
君達に言わせれば、手術に携わる医療関係者は「合理的に動く」事も「冷静に対処する」事も出来ず、検査結果に応じて不要な手術は行わないという選択を患者に提示できない人ばかりなんだな
だとしたら、それはスクリーニング検査をやるとかやらないとか以前の大問題であって、すぐにでも改善しなきゃいけない状態だろう >>280
医療関係者の問題ではない
医者も患者も患者の親も医療制度も社会基盤も、全てひっくるめたときに
現状で実施するには問題ありということ
先の空腹のライオンは、医者の話ではない
医者も患者も患者の親もひっくるめた話
全ての福島県民に検査するのもそうだが
浅はかな「素晴らしいルール」は、現実世界に持ち込む前に準備が必要なのは当然のこと
それ自体には問題なんてない
共産主義が失敗したのは失敗した国の人らが大問題だったから、なんて言わんだろ?
状況が揃ってないんだから失敗確実で悲劇が確実、やったらダメ
誰が悪いという話ではない
それらの成功が人間に可能なのかどうかすら危ういというのに >>280
癌を見つけて、じゃあ経過観察にしましょうかってなった時
患者の精神には多大な負荷がかかるし
たとえば大きく悪化した時に多分その患者は医者を責め立てるだろうね
医師も患者も治療できるのに治療しないってのはきわめて苦痛なのね >>280
合理的というのは、確率論的に、
または集団で見たとき最大に利益がでるように、ってことなんだけど、
これしばしば個人には役に立たない。
そりゃあ合理的に見れば自分が悪化したのはたまたまで、こうなる確率は治療の害より小さいのうんたらかんたら…で納得を試みるんだが、やっぱりきついもんだと思うよ。
人はバイアスを持ってみるし。 >>230
技術的に大丈夫だろうか?
あと、北との軍事緊張のまだある国で、軍事的確に不利になる発表をやれるか?
何でもウリナラ起源節、国民情緒法、韓流ファンタジー、韓国国粋主義強い国よ。
割り引いてみるほうが良くない? >>236
放射脳はw感情で騒ぐから無理じゃないのw >>236
寿命には差がないが、状況によっては放射線治療とかが苦痛には大いに有効だぞ。 私甲状腺乳頭癌で甲状腺取った
今日アイソトープ治療受けてきた >>284
国粋主義が強かったら、毎回毎回政権の責任や汚職が追求され、社会不満があそこまで大きくなることはない。
ちなみに、いま徴用工賠償問題は韓国の自称被害者が政府を訴えるやうになっている。
そもそも、徴兵制のある世界であそこまで体制への疑念が盛り上がってるのは異常。 また別の論文によれば、韓国で増加した甲状腺がんのうち94.4%は2cm未満の小さながんであり、
その多くがスクリーニングで発見されたものだったという。
そしてここが重要なのだが、これだけ罹患率が急増したにもかかわらず、韓国での甲状腺がんによる死亡率はほとんど変わらなかった――。
その理由は、甲状腺がんはほかの多くのがんと比べると進行がとても遅く、小さながんなら生涯健康を害しないことも多いからだ。
もし進行してしまい、症状が出てから治療をしたとしても、予後は良く、死に至る確率は低い。
甲状腺がん以外の理由で死亡した人を解剖してみると、22%もの人に甲状腺がんが見つかったというデータもある。
https://biz-journal.jp/2017/07/post_19633_2.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています