>>89
スクリーニング効果で説明する際には以下で説明する限界が常に付随します。
(スクリーニング効果の詭弁)

例えば太郎君は小学6年生の6年一組の40人学級として
次の[A]という仮定をする
その仮定[A]とは『小学生が一度インフルエンザ菌に感染すれば菌は
自然消滅する事はなく人間が老衰で寿命を全うするまでに必ず症状が
現れるなどして感染した事実が発見される』

(1)太郎君のクラスで実際は10人がインフルエンザ菌に感染していたのだが、
そのうちの3人だけが感染した事実を小学校のクラスに在籍中に確認されました。
残りの7人のうち、3人は小学校を卒業して20代で感染した事実が確認され、
残り4人は30代で確認されました。

(2)そして太郎君のクラスのうち5人は、小学校を卒業したあとで
感染してその更にのちに感染の事実が確認されました。

(3)そうすると太郎君のクラスの人全員が寿命を全うした後で、
感染の確認された総数を計算すると15人になります。
そしてこの15人という数字は過剰診断を実施せずとも自然に
統計的に現れる数字です

(4)とすると太郎君の小学校の6年一組のクラスに
仮に過剰診断を実施したとしても、その過剰診断によって
確認し得る感染者数は15人を超えてはいけないと結論できます

(5)よってスクリーニング効果によって見なせる上限は
この場合15人であるので、15人を超えてスクリーニング効果だと言い張るのは
「スクリーニング効果の詭弁」であると言えます