0001しじみ ★
2018/07/19(木) 06:50:25.43ID:CAP_USER今から300万年以上前に二足歩行していた私たちの遠い親戚のアファール猿人(アウストラロピテクス・アファレンシス)は、
人類の進化史において重要な位置を占めている。今回、アファール猿人の幼児の珍しい化石の研究から、
その足に類人猿の特徴が残っていることが明らかになり、木登りに役立っていた可能性が出てきた。
7月4日付の科学誌「Science Advances」に発表されたこの研究では、
330万年前に4歳になる前に死亡したアファール猿人の女児「セラム」の足の骨を詳しく調査した。
この化石から、アファール猿人の足がどのように変化したか、つまりこの猿人の成長過程の一部が見えてくる。
「アファール猿人の幼児と成人の体に何が起きていたのか、彼らの歩き方に変化があったかどうかを明らかにするものです。
じつに魅力的な研究です」と、論文を査読した米国自然史博物館の古生物学者ウィル・ハーコート=スミス氏は語る。
アファール猿人の化石で最も有名なのは、1974年にエチオピアで発見された320万年前の女性「ルーシー」の化石だ。
その後、ほかのアファール猿人の化石があちこちで発見され、彼らの行動の詳細がわかってきた。
2007年に米ヒューストン自然科学博物館で公開された320万年前のアファール猿人「ルーシー」の化石と、それを見る来場者。
アファール猿人の腰と脚は多くの点でホモ・サピエンスによく似ており、
彼らが二足歩行していたことに疑問の余地はほとんどない。しかし、骨格には類人猿に似た部分もあり、
ホモ・サピエンスより木登りに適していたらしいことがわかっている。
こうした特徴の意味をめぐって、研究者たちは長年論争してきた。
アファール猿人は二足歩行するだけでなく木にも登っていたのだろうか?
それともこれらの特徴は進化的な名残にすぎないのだろうか?
これまでの議論は、基本的に大人の化石を中心に進められてきた。
アファール猿人の子どもの骨を調べることができれば非常に役に立つ。
続きはソースで
■2007年に米ヒューストン自然科学博物館で公開された320万年前のアファール猿人「ルーシー」の化石と、
それを見る来場者。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/070600202/01.jpg
■写真左:330万年前のアファール猿人の子どもの足の化石をさまざまな角度から見たもの。
写真右:アファール猿人の子どもの足の化石(下)を成人の足の化石(上)と比較したもの。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/070600202/02.jpg
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http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/070600202/