東京電力は2日、福島第1原発の2号機最上階の空間線量を調べた結果、
原子炉の真上近くの場所で毎時最大59ミリシーベルトを計測したと発表した。
調査用ロボットを同日投入して分かった。

 調査は、2号機最上階の使用済み燃料プールに保管されている核燃料615体の搬出に向けたもので同日開始。
原子炉建屋の外壁に設けた開口部から遠隔操作のロボット2台を投入した。
 今回測定したのは、最上階約1560平方メートルのうち約450平方メートル。
19カ所で調べたところ、毎時10.2〜59.0ミリシーベルトを計測した。
今後も最上階の床や壁の線量を計測するほか、建屋内部の撮影を行うという。

(2018/07/02-20:44)

■東京電力福島第1原発2号機の原子炉建屋最上階を調査する2台のロボット。
最上階の天井部に付けられたカメラで撮影した=2日午前、福島県大熊町
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時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070201152&;g=soc