米航空宇宙局(NASA)の発表によると、
NASAの専門家らが無人探査機「ニューホライズンズ」の休眠モード解除に成功した。
冥王星上空を通過した時に収集された全データの送信完了後、同探査機はほとんど半年間、休眠状態だった。
現在、同探査機は新たな目標に向かっている。

ニューホライズンズが休眠状態に入ったのは昨年12月末。
冥王星を撮影した最終的な一連の画像と、
より小規模な複数の天体の特徴に関するデータを地球に送った後のことだった。

探査機ニュー・ホライズンズ、冥王星で雲を発見
ニューホライズンズの次なる目標は、太陽系外縁天体「2014 MU69」。
「世界の果て」を意味する「ウルティマ・トゥーレ」という愛称が3月に同探査機チームによってつけられている。
学者らはこの天体を「冥王星の先駆者」と呼んでいる。
この天体は比較的大きな2つの小惑星から成る二重惑星で、ウルティマ・トゥーレを探査することにより、
その親戚である冥王星の本質をより良く理解できるようになる。
同探査機がウルティマ・トゥーレに到達するまで、さらに2億6200万キロの距離が残っている。
学者らは今後数日間を、ニューホライズンズの正確な位置の算出や、
カラー及びモノクロカメラも含む探査機の機器のチェック、また探査機のコース修正に費やす計画だ。

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