炭水化物が入ってこなくなると、まず脂肪を作り替えて栄養にして消費するが、
それにも限度があって、次にタンパク質に手を出すとなると、一方的に
タンパク質が消費されていき、本来なら細胞を定期的に壊しては作り直してを
繰り返しているバランスが、壊す側に偏り、作り直しが間延びになるだろうから、
変性したタンパク質が放置されたり、体の中の酵素が足らなくなって新陳代謝も
細胞の働きも悪くなるだろう。

戦争中に極度の栄養不足になってタンパク質が不足すると、
消化酵素すら作れなくなり、消化不良になって、食物から栄養をとれなくなり、
悪循環に陥っていずれ消耗して死んでしまうという。
そのままだと食べ物を与えられても死んでしまうから、そういう時には、
点滴で直接栄養やアミノ酸などを補給してやらないと助からないとか。