0001しじみ ★
2018/03/10(土) 10:36:41.62ID:CAP_USERしかし、自転車でロングライドを楽しむ80代の高齢者125人を調査したところ、
免疫系が20代のものと変わらないことが研究結果で示されました。
高齢者のロングライドは体への負担が大きいように思えますが
、持久力を高める運動をすることが免疫力の向上につながるようです。
Major features of immunesenescence, including reduced thymic output, are ameliorated by high levels of physical activity in adulthood - Duggal - 2018 - Aging Cell - Wiley Online Library
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/acel.12750/full
How exercise in old age prevents the immune system from declining - BBC News
http://www.bbc.com/news/health-43308729
研究者のロンドン大学キングス・カレッジ(航空宇宙・生理科学センターの)ノーマン・ラザルス教授は
「運動には体や心、そして筋肉、免疫系など幅広い利益をもたらしてくれます。
つまり『運動』そのものが薬になるのであれば、誰でも取り入れるはずです」と語っています。
共同研究者のバーミンガム大学(筋骨格老化研究センターの)ジャネット・ロード教授によると
「免疫系は20代から年に約2〜3%の割合で衰えていきます。
年齢を重ねるにつれて、感染症、慢性リウマチ、がんなどの影響を受けやすくなります」と、
通常であれば免疫系は必然的に衰えていくものであることを示した上で
「しかし、ロングライドを楽しんでいる高齢者の免疫系は20代相当と若く、
通常であれば感染しやすい病気に対しても耐性を持っています」と話しています。
実際、研究者たちはロングライドを愛好する高齢者とほとんど運動しない高齢者の血中にある新しいウイルスなどの異物に対し、
即座に反応するための司令塔の役目を担うT細胞の状態を調査しました。
すると、ロングライドを愛好する高齢者は20代の成人と同レベルのT細胞を生成していたのに対して、
あまり運動をしていない高齢者の血液内ではほとんど生み出されていないことがわかりました。
このため、アクティブな運動をする高齢者は、T細胞のおかげでワクチンを接種する効果が非常に高く、
インフルエンザの脅威から免れやすいと考えられます。
共同研究者であるロンドン大学キングス・カレッジ(航空宇宙・生理科学センターの)ステファン・ハリッジ教授によると
「この恩恵を受けるにはプロのアスリートである必要もなく、ロングライドを嗜む必要もありません。
必要なのは持久力を高めてくれる運動です」と語り、
アクティブな運動をする高齢者は生物学的な老化の本当の影響を調べるのに役立つと考えているようです。
また、論文の別紙には、ロングライド愛好家の人々は筋肉量や筋力を失っておらず、
さらに体脂肪の増加も確認できなかったとのことで、加齢による影響を感じさせなかったことも記されています。
今回、研究対象となったロングライドチーム
「オダックス」のチームメンバーの1人であるパム・ジョーンズ氏(79歳)は
「私は自分の健康のためにロングライドをやっていますが、社交性もあって自由を楽しめるのが魅力的です」と語っています。
また、ブライアン・マトキンス氏(82歳)は「医学的に私の体脂肪率は19歳と同等です」と語っており、
運動をして健康的な体を維持していくことに楽しみを感じているとのことです。
オダックスでは毎回約100kmのロングライドを行っているようで、
オダックスのチームメンバー全員が「走ること」を目的としているわけではないものの、
活動では毎回約100kmのロングライドを行っており、それぞれの楽しみを見つけながら日々運動を楽しんでいるようです。
関連ソース画像
https://i.gzn.jp/img/2018/03/09/old-age-prevents-immune-system-from-declining/05_m.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180309-old-age-prevents-immune-system-from-declining/