NASAが人工知能(AI)を使い、太陽系から2545光年離れた恒星系・ケプラー90の新たな惑星「ケプラー90i」を発見したと発表しました。
ケプラー90にはこれまでに7つの惑星が確認されていて、これが8つ目。
8つの惑星がある恒星は、観測史上でこれまで太陽しか見つかっておらず、最多タイ記録となります。

Artificial Intelligence, NASA Data Used to Discover Exoplanet | NASA
https://www.nasa.gov/press-release/artificial-intelligence-nasa-data-used-to-discover-eighth-planet-circling-distant-star

ケプラー90には「ケプラー90b」から「ケプラー90h」までの7つの惑星があることがわかっていましたが、
今回、8つ目の惑星である「ケプラー90i」が新たに見つかりました。ただし、太陽系に置き換えると、
その公転軌道はいずれも地球よりも内側。

ケプラー90iは地球より約30%大きい惑星。表面温度が426℃(800℉)に達するため、生命は存在しないと考えられます。

用いられたのは恒星の明るさのデータ。もし惑星が前を横切ると、恒星には影が落ちて、明るさがわずかに衰えます。

NASAは膨大なデータをAIに処理させることで、ケプラー90iの存在を見つけ出しました。

NASAは同じ手法でケプラー80の第6惑星・ケプラー-80gも発見しており、技術の応用により、さらなる星の発見が期待されています。

関連ソース画像
https://i.gzn.jp/img/2017/12/15/ai-discover-kepler-90-eighth-planet/00_m.png
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関連動画
Artificial Intelligence and NASA Data Used to Discover Eighth Planet Cir...
https://youtu.be/S_HRh0ZynjE

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20171215-ai-discover-kepler-90-eighth-planet/