太陽フレア、海側に停電リスク 京大が数理モデル

太陽表面の爆発現象「太陽フレア」が起こった際に、日本国内の送電網へ流れ込む電流量を解析する数理モデルを、京都大生存圏研究所の中村紗都子研究員らのグループが開発した。海岸沿いで特に大きな電流が発生し、停電のリスクが高いことが分かった。京都府宇治市で開催されている地球電磁気・地球惑星圏学会で19日発表する。
 
大規模な太陽フレアが起こると磁気嵐が発生し、そのために送電網へ外から電流が流れ込んで変圧器の損傷などを引き起こすことがある。1989年の大磁気嵐ではカナダで大規模停電が発生し、今年9月の磁気嵐でも影響が警戒された。これまで、日本は低中緯度にあるため磁気嵐の影響は少ないとされてきたが、詳細な検討はなかった。
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▽引用元:京都新聞 2017年10月19日 08時58分
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20171019000014

太陽フレアに伴い送電網へ流れ込む電流(GIC)の大きさを解析した図。黒い丸の大きさが電流量を表している(中村研究員提供)
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/10/20171019082630fre.jpg

▽関連
京都大学生存圏研究所
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/
地球電磁気・地球惑星圏学会
http://www.sgepss.org/sgepss/