8月9日 20時59分
9日朝、長崎市小江原のゴルフ練習場で鉄製の支柱9本が倒れるなどの突風の被害について、長崎地方気象台は積乱雲から吹き降ろされた冷たい空気が地表付近で広がる
「ガストフロント」の可能性が高いと発表しました。
9日午前7時20分ごろ、長崎市小江原のゴルフ練習場で、高さ36メートルの鉄製の支柱9本がおよそ160メートルにわたり倒れました。練習場は午前9時からの営業で、当時は客はおらず、けが人はいませんでした。

これを受けて長崎地方気象台が現地で調査を行ったところ、漏斗状の雲の目撃情報がないことなどから、突風は、竜巻ではないと判断しました。そのうえで現場では風が急に強くなり、
その状態が10分以上続いたという複数の証言があったことなどから積乱雲から大量の冷たい空気が吹き降ろし、地表付近で周りの空気を巻き上げながら突き進む「ガストフロント」の可能性が高いと発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011095041000.html