2017.5.26 20:10
水槽から大きな頭を出すメガマウスザメ=26日午後、三重県南伊勢町



 三重県尾鷲市沖20キロの熊野灘で26日未明、希少なサメの一種「メガマウスザメ」が漁船の巻き網に掛かり、同県南伊勢町の奈屋浦港に生きたまま運ばれた。体長は5メートルほどで大きな傷もなく、関西地方の水族館などから「引き取りたい」との打診があるという。

 漁船の中の水槽を泳ぐメガマウスは濃い灰色で時折、水面に大きな頭をのぞかせた。捕獲時に付近で操業していた漁師の山本悦生さん(44)は「10年ほど前に死んだメガマウスが揚がったことはあるが、生きているのを見るのは初めて」と驚いていた。

 同県鳥羽市の鳥羽水族館によると、メガマウスはインド洋や太平洋の水深100メートル付近に生息、大きな口が特徴でエビや小魚を食べる。発見例は世界でも120、日本では20ほど。今月22日には千葉県館山市沖の定置網に掛かったが、23日には死んでいた。

▼【写真】人間でもパクリ…巨大な「メガマウス」(こちらをクリック)
http://www.sankei.com/west/news/170526/wst1705260079-n1.html?view=pc

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