愛は惜しみなく与う。


愛は生命だ。私が理解するものすべてを、私はそれを愛するがゆえに理解する。


金銭は新しい形の奴隷制度である。
そして個人間のものではない、つまり古い主人と奴隷の間にはいかなる人間的関係もない、
という点で、古い単純な奴隷制度から区別される。


ニーチェは愚かで常軌を逸している。


生きているものだけが善をなす。


神の国は君のうちに、またすべてのもののうちにある。


我々が知りうる唯一のことは、我々は何も知らないということである。
そしてこれが人間の知恵が飛翔しうる最高の高みなのだ。


もっとも単純でもっとも短い倫理上の教訓は、
他人から奉仕されるのは可能な限り最小限にし、可能な限り最大限他人に仕えろということだ。


人生の唯一の意義は人類に仕えることにある。


たったひとつだけ、重要な時候というものがある。現在だ。
現在は時間のうちでもっとも重要だ、
というのも、現在は我々が時間に力を及ぼすことのできる唯一の機会だからである。


敵を取り除くためには、敵を愛さなければならない。


真理は、金と同じく、その大きさによってではなく、
どれだけ金ならぬものを洗い流したかによって購われる。


子羊を食らう前に泣く狼と、泣かない狼では、どちらがより酷いだろうか。



レフ・トルストイ(1828-1910年。ロシアの小説家、社会改革家、道徳哲学者)