それから30年経ったある日、私の元に日本からの来客があった。
  私はあのときから疑問に思っていた「どう考えても日本人が
  「OH、SUN」というとは思えないのだが…」と彼に質問してみた。
  すると彼は
  「きっとそれはオカアサン(Mother)と言ったのだと思う」
  そうか、そうだったのか。
  彼は死に面して家族の事を思い、別れを告げていたのか。
  私はその日、沖縄で水葬の礼を行なったパイロットの霊に
  対して,再度神の祝福があるよう祈りをささげた。

  またそれからは、カミカゼのパイロットといえども決して
  バーサーカーではなく、家族に思いを馳せる普通の人の子で
  あった、と言う事を教会に来る人々に伝えるようにしている。

288 名前:名無し三等兵[] 投稿日:01/12/12(水) 15:54
  >283,287
  泣けた。二回呟いたのなら、「お父さん、お母さん」と
  言ったのかもしれない、と思った。また、涙が出て来た。

292 名前:名無し三等兵[] 投稿日:01/12/14(金) 17:29
  288を読んで俺も涙。

293 名前:名無し三等兵[] 投稿日:01/12/14(金) 17:40
  ええ話や〜。
  手厚く水葬はのくだりは、
  単に遺骸を海中投棄しただけでしょう。
  毛唐にそのような人間性があるとは思えない。

294 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:01/12/14(金) 17:46
  >293
  何処の海軍でも、戦闘行動中の軍艦で戦死者が出たら水葬にするのが普通だけど?
  米軍が日本の戦死者を手厚く葬ったという話はいくらでもあるでよ。
  ま、残酷に扱ったケースも往々にしてあったようだが。