私たちは近くのものを余りに見すぎ、遠くを見やるのを忘れているのだ。
たとえば、キーボードや花活け、その他の雑多なものたちをご覧なさい。
あなたはその物の生き写しで、物たちがあなたとしてそこに存在している。

こう考えると高太は「もう寝るしかない」そう考え付き、ベットで眠りに就いた。
そして、バカボンの夢を見る。全ては水平線に真っ直ぐで変哲など何も変わりはなかった。
年月が過ぎた。
高太はおっさんになっていた。