パチンコ店で県職員が客の女性を殴り現行犯逮捕

パチンコ店で面識のない客を殴り、現行犯で逮捕された徳島県の男性職員が、懲戒免職処分となりました。
徳島県 県土整備部 用地対策課で主任主事だった46歳の男性職員は、先月30日、午後5時ごろ、徳島市内のパチンコ店で面識のない客の女性1人を握りこぶしで1回殴る暴行を加えた現行犯で逮捕されました。
■面識のない客2人を殴った職員「誰かを殴りたい衝動を抑えきれなかった」「誰でもよかった」
その後、徳島県が実施した聞き取りで、この職員は、逮捕時の1人ではなく客2人の肩や胸を複数回、殴っていたことが判明しました。
さらに、聞き取りで職員は、「仕事上のストレスや、パチンコで勝てないイライラから、誰かを殴りたい衝動を抑えきれず、たまたま近くにいた面識のない2人の客を理由なく、いきなり数回殴りつけた。対象は誰でもよかった」と話したということです。
こうした聞き取りの内容から、徳島県は動機は極めて悪質で、酌量すべき事情が全くないことを確認。
■過去にも同僚職員を暴行
加えてこの職員は、2018年にも、同僚の職員に対し、首根っこを押さえる暴行や、暴言を吐いたとして、停職1年の懲戒処分を受けていました。
徳島県は、今回の事案を含め、度重なる暴力行為が確認され、県職員の信用を失墜させたなどとしてこの職員を22日付けで懲戒免職処分としています。

男性職員は、2010年に徳島県に入庁し、およそ14年間公務員として働いていました。