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TT統合AT&Tは、その巨大さゆえに独占禁止法に抵触するのではないか?と言う事で、
反独占の名の下に米国司法省との10年越しの闘争の末、1984年に分割解体された。

しかし分割後20数年経った後には、激しい自由競争の結果、M&Aにより
固定通信は、新生AT&T、ベライゾン、センチュリーリンクの3社に集約され
AT&T分割政策は意味をなさない物となってしまった。
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また、新生AT&Tのモバイル通信部門は、SBCとベルサウス(ベビーベル)が、
それぞれのモバイル通信子会社群を合併させてシンギュラーワイヤレスを設立。
その後、シンギュラーが、旧AT&Tのモバイル通信部門(旧マッコーセルラー)を
買収してAT&Tモビリティに名称変更した。同社は、新生AT&Tの完全子会社である。

つまり新生AT&Tは、サウスウェスタンベル(SBC)が、他のベビーベルを次々と買収し、
最後には本家とも言える長距離通信部門のみの旧AT&Tまでをも買収して誕生した巨大通信企業である。

このように統合でパワーアップし再登場した新生AT&T。これを見ると1999年のNTT分割は必要無かったのでは?
むしろNTT(持株会社)が、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモを、合併・統合した方が良いのでは?

NTT(日本電信電話)  http://ja.wikipedia.org/wiki/NTT
AT&T(旧SBCコミュニケーションズ)  http://ja.wikipedia.org/wiki/AT%26T
地域ベル電話会社(ベビーベル)  
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%83%99%E3%83%AB%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E4%BC%9A%E7%A4%BE

FMC(固定網と移動網の収束) KDDIは、既に国内で、固定通信と移動体通信を一社(同一法人)で行っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Fixed_Mobile_Convergence

【経済】 KDDI、NTTの規制緩和に反発  ソフトバンク、NTTとドコモの資本分離を主張
http://ai.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1397574741/
“巨悪”NTTを正式に分割すべき−孫正義が熱弁
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/isp/1075215308/l50
http://society.2ch.net/test/read.cgi/regulate/1075214457/l50  >>2に続きます。