もしも「相棒」が大阪府警やったら
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まいど。キャリアウーマンの社美彌子です。え?杉下さん、相棒がボンクラばかりで困ってるて?ダメキャップ!じゃあ質問です。味のせえへんようになったガムをいつまでも噛み続けますか?新しいガム食べとうない?
相棒はガムと一緒!味せえへんようになったらまた新しいガム噛みはったらいい。だって地球上に相棒候補は何人いる思うてはるの?
35億。あと5千万人。 杉下「おいっ!ヒマかっ?」
内村刑事部長「おどれは誰に向かってそないな口聞いとるんや!!」 中園参事官「犯人は身代金3億を要求している」
伊丹刑事「さ、三億ですか!?」
杉下右京「おいハゲ。おんどれのポケットマネーでなんとかせい(笑)」
中園参事官「!!!」 杉下「神戸君!見てみい、この筋肉!ピッカピカやぞ!!ピッカピカやぞ!!」
神戸「古っ。しかもまちごとるし・・・」 犯人は凶悪な男や。あるいは女の可能性もあるで。
さすが杉やんやなあ。かなわんで。 中園「どないしよ、また犯人が身代金要求してきよったで、どうしたらええねん杉下!」
杉下「Nothing!(絶対に払わへん)」
中園「欧米かっ!」 中園「なんやと?ピエロが送迎バスごと子供達を誘拐したやて?」
杉下「いや、ピエロやのうてくいだおれ人形ことくいだおれ太郎ですねん。どうやら神戸君も事件に巻き込まれてるようですわ。」 >>43
その当時は意味不明だったが今なら解る
「臓器提供の意思表示、するんか、せんのか〜い」の吉本の芸人さんやね 草壁「しもしも、警察でっか。ワイら誘拐犯やけども、身代金とか求めてまへんねん。声明文発表してくれたらええねん。ほな読み上げるで
ええと今この国は台頭著しい東亜の国の脅威によりかつてない危機にさらされてま。早い話が軍事力を強化せえいうこっちゃ。
この子らの世代にも等しくバブル景気が訪れますよう、ギャツビーつけてカッコつけやなあかんと思われ(ガチャ)・・あれ?しもしも、しもしも、・・電話切られてもうたで」
速水「あんたもうすうす気いついてたと思うけど、こんな声明文聞いたって誰もズッキューンときまへんわ」 中園「おい杉下、何電話勝手に切っとんねん。誘拐犯からかかってきたんと違うんかい」
杉下「ただの間違い電話ですわ。しかも病に冒されてるようでしたわ。国防という名の流行り病に」 伊丹「ピエロの犯人の身元が割れましたで。名は速水智也、インディードでバイト探ししとったようですわ」
中園「よっしゃ!ええかみんな、何としても証拠を見つけて必ずホシを挙げる!」 杉下「君せっかくの盆休みやったのにどっこも行かんかったんでっか?」
冠城「何もせえへんのがほんまの贅沢ですやろ」 中園「えらいこっちゃ。えらいこっちゃで」
杉下「いったい何の騒ぎですねん」
中園「逃走犯が二週間たっても見つからんのや」
杉下「おやおや。警察の面目丸つぶれですな」
中園「他人事みたいに言いなや。なんかええアイデア出さんかい杉下!」
杉下「せやなあ…ワイやったらまずスーパーに問い合わせてみますわ」
中園「なんでスーパーに潜伏してるて思うねん」
杉下「いやスーパーマーケットやのうてスーパーボランティアに依頼したらええとゆう意味ですわ。我々よりよっぽど優秀ちゃうかと…」
中園「杉下!貴様という奴は!」 中園「あーもしもし、警察やけどスーパーボランティアの人でっか?」
杉下(ズコッ) 杉下「神戸くん!ヨーヨーや!ヨーヨーの練習をせい!ヨーヨーで凶悪犯に対抗するんや!」 神戸「さすがは右京さん、凡人とは発想が違いますなあ。凶悪犯にはリズムよく早口でまくし立てるのが効果的やねんな。早速明日からラップ教室に通いますわ」 杉下「神戸くん!エエで!エエで!その意気や。その勢いで突き進むんや。刑事に頭脳なんて関係あらへんでぇ!」 スーパーボランティア「おう!ワイがスーパーボランティアやで。さっそく逃走犯を霊視してみよか。鑑定料はたこつくで」 杉下「横島はん、あんさん普段は時給250円で美人上司にこき使われてるんでっしゃろ?
ちょいと図に乗り過ぎちゃいまっか?」 中園「杉下半端ないって!あいつ半端ないって!
逃走犯めっちゃ霊視するもん。そんなん出来ひんやん普通
出来る?そんなん。言っといてや出来るんやったら
新聞や。全部新聞や。また一面やし」 杉下「参事官。私の秘密をお教えしましょう。実は私、ダウジングと易で捜査してました。ホンマ、おすすめでっせ」 杉下「こんな安月給・低待遇でどんだけ難事件を次々解決しとる思うとんねん。こんなコスパのええ職員日本中どこ探してもおらんで。ワイこそがスーパーボランティアの名にふさわしい」 内村「おい!さっきのアウトやったやろ!」
中園「はい」
内村「じゃあなんでセーフになるんじゃい!お前のタッチが甘いからちゃうんかい!」
中園「はい」
内村「あれ無かったら3点入れられてなかったやろ!ちんたらちんたら野球やりやがってよホンマに」
中園「はい」
内村「ちゃんと帽子とって謝らんかいっ!」
中園「どうもすいませんでした」
内村「禿げとるやないかいっ!(バシッ)」 中園「杉下喜べ!お前に警視総監賞が贈られる事になったぞ!」
杉下「いらんいらん。そないなもんもろたら立ちションでけへんようになるがな」
中園「どアホ!お前は警官なのに立ちションしとるのか!!」 小野田官房長、刺される
杉下「あっ!官房長!大丈夫でっか!しっかりしなはれ」
小野田「ハハハ、杉下。こんなん何て事あらへん。うちのカミさんの張り手の方が強烈やで・・・ガクッ」
杉下「あっ!官房長が死なはった!小野田官房長、最後までどエライ漢やったで・・・」 陣川「これが今回の事件に関連があると思われる指名手配中の犯人の写真ですわ」
杉下「あっ、こいつどこかで見た顔や。でもどこやったかなあ・・・」
その夜
杉下「もしもし!陣川君か?思い出したで!カーネルや!カーネル・サンダースにそっくりなんや!!」
陣川「はいぃ?それ、わざわざ夜中の2時に電話してきて報告する事でっか・・・」 小野田「みんな聞いてや。今日から一課に配属となった杉下警部や。仲良うしたってや。ほな杉下君、皆に挨拶…
ちょっと待って何やこの紙切れは。誓約書やと?読み上げるで、私は以下のような警察官にあるまじき行為はいたしません。まず不祥事の隠ぺい…」
杉下「いたしまへん」
小野田「証拠のでっち上げ」
杉下「いたしまへん」
小野田「自白の強要」
杉下「いたしまへん」
小野田「データ、文書などの改ざん」
杉下「いたしまへん」
小野田「あと…もうキリないわ。あんた悪いけど今日から特命係やってもらうわ」
杉下「いたしかたありまへん」 杉下「もしもし陣川君、またも深夜に申し訳ない。杉下や」
陣川「・・・杉下はん。また何か思い出したんでっか?」
杉下「ちゃいまんねん、寝られへんから陣川君とおしゃべりしたろオモて電話したんや」
陣川「ええかげんにしなはれ!」 杉下「もしもし陣川君っ!今度こそ緊急事態や!張り込み中の亀山君が『お腹が痛い』言うて苦しんどるんや。
いま亀山君に代わるさかいに君から励ましの言葉をかけてやってくれんか!」
陣川「アホかいな!さっさと病院に行かんかい!」 益子「俺のとは違うなあ」
伊丹「はぁ?急に何言い出しとんねん」
益子「殺しの可能性も捨てきれん言うこっちゃ」
伊丹「この件は自殺ということでケリついとんねん。今さらムシ返されても困るで」
益子「まだ拾えてへんのや。死体の声を根こそぎ拾ったるでぇ」
伊丹「もう何やねんな!地味なキャラのくせしてからに」 角田「暇か?」
杉下「あいにくやけどお菓子は持ち合わせておまへん」
神戸「ワイもや。せやけどイタズラするんは勘弁やで」
角田「あんたらさっきから何訳のわからん事言うとんねん」
杉下「あれ?おかしいなあ。ハロウィンとかいうやつちゃうんかいな」
角田「誰もトリック・オア・トリートなんて言うた覚えないで」
杉下「そうかいな。てっきりカボチャの化け物が入って来たんかと思いましてな」
神戸「ワイにはネズミ男に見えましたわ」 内村「いつになったら逃走犯捕まえるんじゃ!この役立たずのアホンダラめが!(ガッシャーン)」
中園「あーあやってもうた。床に叩きつけてしもたで、もう確実に再起不能ですわ」
内村「いったいどうすればええんや・・」
中園「修理に出すしかおまへんなあ」
内村「アホかお前は!ケータイみたいな役立たずのキカイどうでもええわ。オッケーグーグル言うたら願い事かなえてくれるんちゃうんか?コマーシャルで言うとったで。詐欺やないか!」
中園「ドラえもんの秘密道具じゃあるまいしスマホが何でもしてくるんなら警察なんていりまへんわ」
内村「しかし逃走犯捕まえるメド立ったて発表してもうたで。嘘つきは泥棒の始まりやんか。警察やのにシャレならんで」
中園「正直に謝罪するしかありまへんな」
内村「謝って済むなら警察いらんわ」 杉下「また内村刑事部長に怒られてしもたわ。もう慣れっこになってきたな。ん?中園参事官からメールや」
中園[m9(^Д^)プギャーwwwwww プギャプギャプギャプギャ━━━m9(^Д^≡^Д^)9m━━━━!!!!!!!!]
杉下「なんや・・・あのハゲ。子供かいな」 よっしゃ、よく自供したな。ちゅうことでお前は・・・射殺や! 裁くのは法やあらへん、このワシや!この杉下右京は現代の中村主水言われとるんやで。放送局も同じやしな。 ワシより6つ下の大木刑事が逝ってしもたで
ガンに逮捕状を請求や 杉下「今日もまた日本の危機救ったったで」
冠城「ほんま危機一髪でしたなあ」
杉下「危うく大阪城まるごとぶっ壊されるとこやったで。ところで危機で思い出したけど希林さん惜しくも亡くなったな」
冠城「危機てキリンさん絶滅したんでっか?」
杉下「アホか!女優さんの話や。若い頃から老け役がはまってましてな。寺内勘太郎一家のきん婆さん役とかな。沢田研二のポスターに悶えながら叫ぶのは名シーンや」
冠城「知ってますがな。ムコどのっ!やろ?」
杉下「誰が中村主水一家の話をしとんねん」 冠城「大木刑事が亡くなったのは寂しいなあ」
杉下「特命係を覗いてるぐらいしか印象ないけど今までずっとええ味出してましたな」
冠城「まさにのぞき芸の走りやで」
杉下「ひょっこりはんと一緒にしなや」 小野田「まいど。元気でやっとるかー」
大木「これはこれは官房長。わーざわざ来てくれんでもよかったんや。電話一本くれたらこちらから伺いましたんや」
小野田「いや、特命係の連中に用があってやな」
小松「今いてへんみたいですわ。足運んでいただいたのに申し訳おまへんなあ」
大木「足運ぶ?そんな奴おらんやろぉ。足なんか持ち運んでる奴見たことないで」
小松「いや、そういう意味やのうて・・」
大木「手で片足持ってケンケンしながらやって来るやつおったら往生しまっせ小松はん。ところで官房長、外で電話かけようとしたら携帯動かんのでおかしいなあ思ったら間違えてテレビのリモコン持って来てもうた話、聞く?」
小野田「オチ言うてもうてるやん」 杉下「ああ、また顔がぷるぷる震えてきたわ。禁断症状や。はよ悪党とっ捕まえたなってきたで。ワイの正義が暴走する前になんぞ事件でもおきへんかいな」
冠城「右京さん、出動の要請が来ましたで」
杉下「何やて!わしらにお呼びがかかるという事はどんな凶悪犯やねん。誘拐犯か殺人犯か?知能犯やろか」
冠城「のぞきらしいですわ」
杉下「ひょっこり犯か・・しょぼいな。まあ今日のところはしゃあないか」 杉下「神戸くん!ナニワの雄山と呼ばれたワシが君にホンマもんの寿司っちゅうもんを教えたるで」
神戸「す、杉下はん、これ回転しとる寿司でんがな・・・」
杉下「どアホ!寿司が回転しとったらアカンのかい!メリーゴーランドみたいで愉快やろ!!」 甲斐「杉下はん、熱心に読書でっか?(はっ、集まる君の求人案内やないか。これは触れへんほうがエエやろな・・)」 内村「逃走犯ようやく捕まってほっとしたわ」
中園「まさか自転車で日本一周してるとは思いもしまへんわ。おまけにお遍路制覇と道の駅制覇に鉄道全駅制覇、日本百名山制覇やて」
内村「ウチの署で1日警察署長やらしたった時も全然わからんかったしな」
中園「大胆にもほどがありますわ」
内村「今度は太平洋横断に挑戦する言うとったからな。その前に杉下のおかげで覗きの現行犯で逮捕できてよかったわ」
中園「これでわれわれ大阪府警の面子も立ちましたな」
内村「ほんまやれやれやで」 杉下「亀山君。実を言うとワシ、大富豪の息子やねん。ホンマはあくせく働く必要ないんや。道楽で刑事やっとんねん」 冠城「消息不明やったファン・ビンビンさんが中国で無事でいる事が判明したそうや」
杉下「何っ!あの俳優のビンビンさん生きとったんかいな。もうかれこれ20年くらいテレビで見かけんようになっとったからな。もう存在自体忘れとったわ」
冠城「何言うとりますねん、行方不明になっとったんせいぜい数ヶ月間でっせ?」
杉下「田原俊彦との『榎本っ』『せんぱ〜い』の掛け合いがいまだに忘れられんわ」
冠城「それは別のびんびん関連の人やがな」 容疑者が血い流して倒れてまっせ
杉下「かまへん、いてもうたれ」 杉下「犬の糞を踏んだこの靴でどつかれるか、
酔っ払いのゲロを踏んだあの靴でどつかれるか、どっちか好きな方を選ばせてあげますよ フフフン!」 冠城「右京さん、また出動でっせ〜」
杉下「よしゃ!今度こそ凶悪犯やろな」
冠城「ええ。容疑者の名は冴羽凌。拳銃を所持してるらしいですわ。」
杉下「最近ひょっこり犯とかもっこり犯とかそんなんばっかりやん」
冠城「そんな浮かない顔せんでも。びんびんさん逃げてしまいまっせ」 角田「おい杉やん、コーヒーもらうで。(ズズッ)・・なんや!シュワシュワしとるで。これコーヒーやのうてコーラとちゃうか!」
杉下「そんなアホな。(ズズッ)・・ホンマや!!」 亀山「杉下はん、まーた武道板ガー荒らしがぎょうさんアホなコピペしとりまっせー」 亀山「杉下はん、まーたIUMAの工作員が所属している大阪府警のノンキャリ警官を盾にアホな工作しとりまっせー」 習字大滝=土方バカボンド=ヒーリングおじさん=ブレンドサイコパス カイト「荒らされとる!めっちゃ荒らされとるやんワシらの部屋が!ちょっとおらん間にいったいどういうこっちゃねん?」
杉下「困った困ったこまどり姉妹というほかありまへんな」 冠城「杉下はん、来月芸能人が一日署長で来るらしいで」
杉下「えっ!!ホンマ!?誰や!誰が来るんやっ!」
角田「天童よしみらしいわ」
杉下「・・・そうですか。それは楽しみですねえ」 角田「暇か?阪神の金本監督が辞任したらしいで」
杉下「ふーん。それはそうとアニキは無念ですやろな」
角田「現役でやっとった時は輝かしい実績残した名選手やったけど監督としては名将と呼ばれるほどまではいかんかったけどな」
杉下「ほんまや。400勝投手ですからなカネやんは。監督やってた時選手やった弟の留広さん亡くして兄貴も無念やと思いますわ」
角田「そっちのアニキかい」 杉下「犯人の目星はだいたい判りましたよ でも、タダという訳にはいきまへんなぁ」 杉下「わし、けつねうどんね!」
神戸「杉下さん、ここフレンチですよ・・・。うどんなんてありません」 杉下「ヘーイ!ムッシュー。けつねうどんプリーズ」
神戸「言い方を変えてもうどんは出ませんよ!」 杉下「おや?それはおかしいですね おかしくって、おかしくって、まるでお菓子を食ったようですね」 杉下「亀山君元気で井戸掘っとるやろか」
角田「それはサルウィンでっせ」 杉下「あれあれ、亀井くんは、私の芝居に納得いかないようですね・・
わたしは、子役の時代からこの世界に生きているですよ
その気になればあなたを架空の国へ飛ばすこともできるんでっせ・・ ふふふ」 杉下「現場に遺体があるから、私たちの仕事が増えるんや これ、病院のベッドに移せば病死で済ませられまへんか?」 正直しつこくまとわりつかれてうっとうしかってん
考え方が甘いていうか・・ぼんぼん育ちやなあというか
ようそんな装備でサルウィンまで来たな思ったわ
井戸掘り手伝いたい言うて何持って来た思う?
オモチャのスコップやで。プラスチック製の小っさいやつ
アホちゃうか思ったわ。歴代の相棒の人ら迷惑やで、こんな奴ばっかりや思われたら
しかし妙に人懐こかったな、俺のこと亀山先輩亀山先輩言うて
そう言えばサングラスずっと着けとったな。失礼やろ言うても絶対外さんかったな
ピーンときたわ。こいつ日本でなんぞやらかしたんやないかと
右京さんに顔向けできん事して3代目相棒クビになったんちゃうかと・・・ 杉下「ふら〜っと事件現場見に行って来るわ」
亀山「また行きまんのかいな」
杉下「嫌ならワイ1人で行くがな」
亀山「わかりました・・わてもお供します」
杉下「あのな亀山君。現場100ぺん言うてな、100回行ってダメでも101回目に重要な手がかりが見つかるかもしれんのやで」
亀山「ドリカムみたいですな」 杉下「犯人は“アホ”ですわ。
見てみなはれ、愛媛と愛知を間違えてまんがな。」
小野田「あんたも茨木と茨城を間違えましたやんか。」 杉下「(人を見たらドロボウと思え!)それが、わてのポリーだす」 アカン!
角田はんの前で抜け毛の話はしたら絶対にアカンで!! 内村「こんなガラガラじゃ話にならん。帰るわ」
中園「そんなご冗談を。もうすぐ講演してもらわなあきまへんのに」
内村「何言うとるんじゃ!ワシの講演聞きに900人は来る言うてたやないか。何人来とんねん?」
中園「な、70人ちょっと・・ですが」
内村「つまりワシにはこの会場に見合う実力が無いということや。そやろ?・・・・おいコラッお前今ちょっと頷いとったやん」
中園「まさかそんな!」
内村「あーあ、もう完全にやる気無くしたわ」
中園「いやあの・・気分を害されたのでしたら謝りますからどうか講演のご準備を」
内村「もう土下座しても無駄やで。ワイにも意地ちゅうもんがあるんや。帰らしてもらうわ。後はお前がなんとかせえよ」 角田「暇か?ミナミの繁華街でアライグマが出没しとるらしいわ。捕獲の手伝い行ったってんか」
杉下「わかりました。もうシロツメ草の花が咲く季節になってきたということですなあ」
カイト「道頓堀リバーへ遠乗りするとしまひょか右京さん」
杉下「せやな」 カイト「アライグマ見当たりまへんな。道頓堀川へ飛び込んでどっか逃げてもうたんかいな」
杉下「行方不明言うたらカーネルさん思い出したわ。阪神が優勝した時に道頓堀に投げ込まれて以来、お調子者が飛び込む悪習が広まったんや」
カイト「こんなとこでダイブするやなんてロックやな、さすがカーネルさんやで。いまだにカリスマ性維持してるのも納得やで。六甲おろしのCDも出しとったしかつてのタイガースちゅうバント名も確か大阪人やから阪神にちなんで・・」
杉下「ちょっと待ってやカイト君、何を勘違いしとんのや」
カイト「ああそうか!カーネル・サンダースと沢田研二は別人でしたわ」
杉下「そんな大まかな事どうでもええわ。ザ・タイガースは大阪人やのうてバリバリの京都人やで」
カイト「知らんがなそんな細かい事。ワイがカーネル・サンダースと沢田研二をごっちゃに思ってしまったばかりに」
杉下「カーネル・サンダースと沢田研二とでは外見上似ても似つかなんからなあ」
カイト「・・せやろか」
杉下「ザ・タイガースに入る前に京都でサンダースとして活動しとったから勘違いしてもうたんちゃうんかいな」
カイト「そんな細かい事ワイが知っとるわけおまへんがな」
杉下「細かい事が気になるワイの悪習や。その辺の事情に詳しいであろう小野田官房長に聞きに行こうやないか」
カイト「もうええって右京さん・・」 伊丹「なんやて!沢田研二の遺体からアライグマの血液の成分が検出されたやと?」
杉下「カーネル・サンダースの呪いとしか言い様がおまへんなあ」 角田「暇か?」
冠城「・・右京さん、サンダー研二来たで」
角田「誰やねんそれ。ワイやワイ!ハロウィンやさかい仮装しとるんや。トリック・オア・トリート?いうてな」
杉下「だから我々からしてみたらカーネルサンダース・オア沢田研二?ですねん」 伊丹「なんか特命係三人体制になるらしいな」
杉下「正直、ボケとツッコミの二人で充分やわ」
芹澤「それ意外なんの役割があるんでしょうな」
冠城「トリオになったら一人分もて余すだけやん。迷惑な話ですわ」
三浦「そやな」 角田「わし学生の頃写真部やってん。自分で言うのもなんやけど腕前には自信あるんや」
杉下「わかりますわ。昔から個人的にカメラマンはすごい人やと思ってるから課長からもそういうオーラを感じ取れますねん」
角田「ほんまかいな。しかしあんたに誉められるとお世辞でも嬉しいわ」
杉下「決してお世辞やおまへんで。ちっさい頃思ってましてん、カメラマンてアゴからカメラ生えとるからすごいなあと」
角田「・・めっちゃバカにされてるやん」 杉下「まさかドラえもんとコラボするとは思わなんだで」
冠城「幼少の頃に見てたアニメの中に自分が入るやなんて夢のようですわ」
杉下「人間生きとったら何が起こるかわからんもんやなあ」
冠城「右京さんは明日ドラえもんに会ったら何の道具出してもらいますのや?」
杉下「・・・ど、どこでもドアとか・・」
冠城「わしはあらかじめ日記かもしもボックスですわ。明日会うのが楽しみやなあ」
杉下「・・大丈夫か冠城君、君ちょっと熱でもあるんとちゃうか」
冠城「冗談で言うとるんですわ。いくらなんでもそんなチートな道具よう頼めまへんわ。タケコプターぐらいでええわ。会えるの楽しみやなあ」
杉下「酔うとるんか?冠城君」
冠城「それともガリバートンネル出してもらいましょか。今から決めときましょうよ右京さん」
杉下「助けてドラえもん・・」 杉下「間違いあらへん。この事件の犯人は妻子持ちの中年女やな。僕のシルバーの脳細胞がビンビンと告げとるわ」
角田「その事件のホシはさっき捕まったで。16歳の少年や」
杉下「!!」(白目) 神戸「そもそも妻子持ちの中年女てなんですの・・・」
杉下「じゃかまし!レズビアンや!」 杉下「失礼やけど千言万辞の大鷹公介はんやおまへんか?」
大鷹「せやけどあんた誰だんねん」
杉下「わたい大阪府警特命係の杉下いう者であんたの辞書のファンですねん。ちなみにワイの辞書には不可能の文字はありまへん」
大鷹「あんた警察の人でっか。ほいだら警視庁の十津川警部の部下の西本刑事に会わせてくれまへんやろか。どう考えても他人とは思えまへんのや」
杉下「無理やな」
大鷹「あんた自分の辞書に不可能の文字は無い言うとったやないか」
杉下「そんなコラボ誰が興味あんねんいう話ですわ」 冠城「村上選手が体操女子史上初の銀メダルやて。たいしたものですなあ」
杉下「そう言えばあの宮川さんどないしてはんのかいな。可哀想にパワハラされた言うて一人会見してた子いてましたがな」
冠城「まともな指導者見つけてまた本来のパフォーマンスを取り戻してほしいで。持ち前のスピードを生かすにはキレのある演技が大事やからな」
杉下「ほんまや。フェイク1回入れるだけで相手のオフェンスラインを置き去りにできるスピード、パワー、サイズ全て兼ね備えてるからな。180p90sの巨体を生かしたQBサックはほんま迫力あるで宮川さんは」 杉下「先生トイレ独占せんといてください。ワイさっきいただいた饅頭一箱全部食べてしもうてお腹ゴロゴロ言うてますねん」
大鷹「トイレにはそれはそれはキレイな辞書の神様がいるんやで〜」
杉下「何を訳のわからん事言うとんねん。マジでこのままやったらワイの理性を持ってしても暴走を食い止められへんがな」
大鷹「トイレにはそれはそれはキレイな辞書の神様がいるんやで〜」
杉下「あかん!もう我慢できへんで!ワイの正義が暴走してまう!」
大鷹「・・トイレにはそれはそれはキレイな辞書の神様が〜」
杉下「もうええわ!お風呂場借りますで。ワイの正義はそこで降臨させますさかい後の処理はそちらの責任という事でよろしゅう頼んます」 大河内「違法な捜査しとんちゃうやろな」
角田「ヤクザ取り締まっとるのは会議室やあらへん!源馬が取り締まっとるんや!」 杉下「そろそろワシも身を固めなアカンなあ」
神戸「それなら僕の親戚に素敵な女の子がおりまっせ。58歳の家事手伝いですねん。紹介しましょか?」
杉下「うーん・・気持ちは嬉しいねんけど今回は遠慮しとくわ」 角田「わかっとるやろけどワシら組対が相手にしてんのは凶悪なヤクザや。鬼退治みたいなもんやねん」
杉下「だからと言って違法を見過ごすわけにはいきまへん」
角田「違法違法て簡単に言うなや!あんたはキレイごと言うとるだけや。世の中には必要アゴいうものがあんねん。空気読まんかい杉下!」
杉下「そもそも必要なアゴなんてあるんですやろか?ほんまに必要なもんならワイが引っこ抜いたところでまた生えてくるはずですわ」
角田「痛ててっ!はよアゴから手え放さんかいっ杉下!アゴ取れてしまうやないか!」
冠城「・・こぶ取りじいさんの話みたいになっとるがな」 角田「源馬、警察官辞めるってよ」
杉下「そうでっか。自業自得やわ」
角田「なんやと!特命係は人材の墓場と言われてるけどお前は人材の死神やな」
杉下「なんとでも言うたらええわ。違法捜査が無くなってよかったで」
角田「ワシかて叩けば埃くらい出るんやろな。逮捕したければやってみろや」
杉下「証拠あったらなんぼでも逮捕したるわい」
角田「やれるもんならやってみい!コラ」
杉下「上等やないか!やったろやないかいっ」
角田・杉下「チュッ」
冠城「気ぃ済みましたんか?右京さん」 杉下「源馬からの伝言そのまま読み上げるで。お前とは二度と会わん・罪を償ったら静かに暮らせ・幸せにな」
和気「・・・(涙)」
杉下「手応えあり!」
冠城「もういやー」
杉下・冠城「はいっブパパブパパブパパ〜」
杉下「源馬からは以上ですわ」 杉下「次、冠城君の番や。よかったらカリフォルニアコネクションちゅうダンサブルなナンバーあるで。タップ踏みながら歌うたらバカうけするねん。どや、ワイがいっぺん見本を見せちゃるさかいに挑戦してみいひんか?」
冠城「せっかくですが右京さん、カラオケで歌う曲くらい自分で選びますわ。人に踊らされんのワシ好かんよってに」
冠城「♪鏡の中のマリオネット自分の為に踊りや〜」
杉下「・・ポイズン歌わへんのかい」 杉下「まいど!来たったで〜」
幸子「いらっしゃ〜い」
冠城「今晩は。あれ?新しい人入れはったん?」
西田「はじめまして。ジャブ山ジャブ子です」
幸子「あ、あの…お知り合いのたまきさんの紹介でしゃぶしゃぶ料理を担当してもらってますねん」
冠城「失礼ですがひょっとしていわく付きの方でっか?」
杉下「あのな冠城君、人は過ちを犯しても罪を償えば人生なんぼでもやり直せるんや。ワイは微力ながらできるだけ支えになりたい思ってますねん」
幸子「ウチらにとって杉下はんは神様仏様みたいな人ですわ」
杉下「いえいえ何をおっしゃいますやら」
冠城「署では人材の死神と言われてるけどなあ」
杉下「ほっとけや」 冠城「落ちてるコンタクトレンズ見つからんなあ。特命係とはいえ雑用はつらいのう」
杉下「ナゴヤ球場のグランドでコンタクトレンズ落とした広島カープの達川思い出したわ。まあ見つからんやろな」
冠城「こんな道端であんなちっこいもん見つかるわけあらへんで。アマゾンでカメレオン探すようなもんやわ」
杉下「アマゾンでやて?何を言うとるねん冠城くん。その例えはいささか違和感あるで。そもそも死神カメレオンは仮面ライダーに登場する怪人であって、仮面ライダーアマゾンにはそんな獣人出てけえへんねん。
ちなみに死神カメレオンいうのは俗称で正式名はカメレオン男や。細かい事が気になるワイの悪い癖やで」
冠城「ようわからんけど、さすが死神には詳しいですなあ」
杉下「そらワイの俗称は人材の死神・・って言わすなや」 冠城「星野は理系の天才学者や。また完全犯罪やろうとするで。ワイみたいな文系脳ではお手上げですわ。なんとか阻止できんかいな右京さん」
杉下「天文学者が完全犯罪やて?実におもろい」
冠城「そんな呑気な事言うてる場合やおまへんで」
杉下「彼のホワイトボードに消しかけの数式や化学式が書いてあるのがみえたんや。推測するに過去の事件を模倣しようとしてるんやろな」
冠城「さすが右京さんや。普通そんなとこに目え行かへんがな」
杉下「ワイを誰や思うとんねん、大阪府警のガリレオと呼ばれた男やで」
冠城「して、何の数式でしてん?」
杉下「・・・・さっぱりわからへん」
冠城「わからんのかい」 大河内「源馬はん、違法捜査の疑いがありますねん。取り調べますさかいにご同行願いしますわ」
源馬「さてと、帰りが遅うなりそうやな。女房に電話せんといかんわ」
大河内「和氣に連絡しても無駄やで」
源馬「え?」
大河内「毛細血管がいっぱいつまってる男、和氣!」
源馬「え?」
大河内「毛細血管がいっぱいつまってる男、和氣!」
源馬「え?」
大河内「毛細血管がいっぱいつまってる男、和氣!」
源馬「え?」
大河内「毛細…なんで聞こえへんねん!この距離やぞお前。ええ加減にせえよ…乳首ドリルすなっおい源馬!」 三田「南雲は我が物理化学部の部長で優秀な生徒でしたわ」
杉下「ほうでっか。ワイも学生の時はナニワのガリレオと呼ばれるほどの逸材でしてん。せやけどワイが実験するとしょっちゅう爆発事故起きましてな。いつの間にかあだ名も死神博士に変わってしもたんですわ」
冠城「今でも職場では人材の死神と言われてますけどな(クスッ)」
杉下「そして部下の冠城君は死神カメレオンと呼ばれてます」
冠城「勝手に決めるなや」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています