5月31日 21時15分
おととし、茨城県取手市で「いじめられたくない」と日記に書き残して女子中学生が自殺した問題で、３１日夜、市の教育委員会の幹部が生徒の家族の元を訪れ、当初「いじめの事実はなく重大事態にあたらない」と判断したことについて、配慮に欠けていたなどとして謝罪しました。
おととし１１月、茨城県取手市で中学３年生で１５歳だった中島菜保子さんが「いじめられたくない」と、日記に書き残して自殺し、市の教育委員会は去年３月、「いじめの事実はなく重大事態に該当しない」と議決しましたが、自殺したことそのものが「重大事態」だったとして、３０日にこの議決を撤回しました。

この問題で３１日夜、市の教育委員会の幹部が女子生徒の家族の元を訪れ、「『いじめにおける重大事態ではない』としたことを撤回させていただきました。学校の設置者として本当に申し訳ありませんでした。改めて再確認して、調査してまいります」と謝罪しました。
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