2023年11月30日07時17分
 【サンパウロ時事】強権姿勢を強める南米ベネズエラの反米左派マドゥロ政権が、隣の小国ガイアナの国土の約7割を占める地域を自国領と主張し、
12月3日の国民投票を通じ「奪還」に向けた機運を高めようとしている。反発するガイアナは国際司法裁判所(ICJ)に対し投票差し止めなど暫定措置を求め、
米国との軍事協力も模索。双方は一歩も譲らない姿勢だ。
 ベネズエラが領有権を訴えているのは、16万平方キロに及ぶ「エセキボ地域」。
1899年の国際仲裁裁定で当時英領だったガイアナの領土と認められたが、ベネズエラは仲裁には不正があったとして無効を主張している。 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023112900682&g=int