2023年10月28日16時08分

 【ストックホルムAFP時事】スウェーデン語に関する公式の大辞典「スウェーデン語学術辞典(SAOB)」が140年に及ぶ編さんを経て完成し、
最終巻が印刷所に送られた。編集者が25日、AFP通信に「1883年から編集が始まり、ついにやり遂げた」と語った。

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 SAOBは、ノーベル文学賞の受賞者を選考する機関スウェーデン・アカデミーが編さん。16世紀から現在に至るスウェーデン語の歴史を網羅し、39巻、全3万3111ページに上る。
 ただ、作業が完全に終わったわけではない。AからRまでの巻は古い時代に書かれ、新しい単語を入れる必要があるためだ。
 編集者は「例えば『アレルギー』という言葉は1920年代にスウェーデン語に取り入れられたが、1893年に出版されたAの巻には含まれていない」と説明。
今後7年かけて「バービー人形」「アプリ」「コンピューター」など、約1万語を追加することになるという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023102800376&g=int