2023.09.10
https://forbesjapan.com/articles/detail/65865

ロシアがウクライナに侵攻してからの1年半あまりで、ウクライナを支援する国々は3000両を超える近代的な戦車や戦闘車両、装甲車を供与することを約束した。

そして今、ウクライナの同盟国はこれらの車両の修理に注意を向ける必要がある。ロシアとウクライナの戦争が3年目に突入しようとする中、迅速な修理が大きな違いを生むかもしれない。

何千両もの西側製の軍用車両は前線で戦うウクライナ軍旅団のおおよそ半数に配備された。配備にあたっては北大西洋条約機構(NATO)スタイルの訓練が実施され、ウクライナ軍の参謀本部や地域司令部にまったく新しい考え方をもたらした。

旧ソ連が設計した車両を厳格に運用し、旧ソ連の戦い方に従っていたころ、ウクライナ軍の指揮官たちは、車両を失うことは乗員に加えて車両に乗っている歩兵を失うことでもあると思い込んでいた。

だが西側製の車両は「人間のことを考えて設計されている」と、英国製のチャレンジャー2に乗り込んでいるウクライナ軍の乗員は語った。装甲は頑丈で、耐火構造になっており、そして壊滅的に爆発しないように設計された弾薬庫を備えたこれらの車両は、乗員もろとも破壊されるというよりは、乗員に大きな被害を与えずに機能停止する傾向にある。

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