2022/09/01
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 ドイツ政府は8月31日、1972年のミュンヘン五輪でイスラエル選手団宿舎がパレスチナ・ゲリラに襲撃され、選手団の11人が死亡したテロ事件で、補償金を支払うことで遺族と合意したと発表した。ドイツメディアの報道によると、ドイツ政府や州政府などが2800万ユーロ(約39億円)を支払う。

 政府によると、合意には両国による事件の再調査も盛り込まれた。ドイツのシュタインマイヤー大統領とイスラエルのヘルツォグ大統領も、「合意に至ったことを喜び、安堵している。合意によりドイツは責任を受け入れ、犠牲者と遺族の苦しみを認識する」とする共同声明を発表した。