・AnimeNYC Prohibits Cosplays Based On “Nazi-Like” Organizations From Tanya The Evil, Captain America - One Angry Gamer

多数ののアニメ関連団体が支援しているアニメコンベンション、AnimeNYCが、ニューヨークのマンハッタンにあるジャビッツセンターにおける2019年11月15日から11月17日の期間に開催予定のイベントに関するFAQを公開した。

そこではコスプレについて許可されている事と許可されていない事について説明がある。その中で重要なルールの1つは、架空の「ヘイトグループ」に関連するコスプレ衣装が禁じられている事。

AnimeNYCのaboutページにアクセスすると、リストのすぐ下にあるコスプレに関するルールを見つける事ができる。ニューヨークの路上では裸や過度な露出のある衣装などは着用不可となっており、今回のコスプレにもこの標準的な規則が適用されているが、もう一歩踏み込んだものがある。

それがこれだ。
https://i.imgur.com/Ov23JIP.png

「組織的なヘイトグループに関連する衣装は禁じられています。ヘルシング、幼女戦記、キャプテンアメリカ、インディアナジョーンズなど架空のナチスまたはナチスのような組織のコスプレが含まれます。」

レッドスカル、ヒドラエージェント、インディ・ジョーンズ魔宮の伝説の悪役、幼女戦記のような架空の悪役も、ヘルシング同様に立ち入り禁止となる。

ある人が我々に、幼女戦記は第二次世界大戦を舞台にしてはいないと語り、実際に第一次世界大戦史上に設定されている。これは本当で、公式サイトによれば、物語は1926年の別世界での事という設定になっている。
https://youtu.be/jTWkeiIMncI

AnimeNYCは、実際のナチスのコスプレかどうかは気にしておらず、「ナチのような」と考える組織のコスプレは開催区域内で許可されないという事になる。

人々が架空の悪役のコスプレを楽しむ事すらできないというこの禁止時効はやりすぎではないかと思えるが、これは退行的な社会政治的信念を良しとする人々の一般的な方法のようである。

つい最近の事では、2018年にとあるアーティストの作品がPaladinsのキャラのコンテストから削除されている。彼はナチスの制服を着たキャラクターのファンアートを描き、そのキャラクターを悪役として描いたのだ。これは悪党としてのナチスを描く事すら許されないという事だ。

こういった禁止措置がコスプレの分野にまで広がっている、という事で、肌の色を変える事を禁止するだけでなく、「ナチスではないがナチスに似た格好」をしている悪役のコスプレすらできない事になっている。

https://egg.5ch.net/test/read.cgi/news5plus/1557824550/27

May, 17, 2019
https://www.oneangrygamer.net/2019/05/animenyc-prohibits-cosplays-based-on-nazi-like-organizations-from-tanya-the-evil-captain-america/84370/