・米デンバー、「幻覚キノコ」の合法化の是非問う住民投票

【5月8日 AFP】米コロラド州の州都デンバー(Denver)で7日、幻覚作用のあるキノコ、いわゆる「マジックマッシュルーム」の合法化の是非を問う住民投票が行われた。デンバーは15年ほど前に、大麻を合法化した米国初の都市。

 この投票案件301号が賛成多数となった場合、サイロシビン含有のキノコを使用・所持した21歳以上に対する刑罰の適用優先度が下がる。

 賛成派は、サイロシビンに中毒性は認められず、米国で毎年数千人が命を落としているうつ病やオピオイド依存症の治療に活用し得るとする研究に着目。

 推進派団体「ディクリミナライズ・デンバー(Decriminalize Denver)」は今年1月、同案件について投票が実施できるだけの署名が集まったと発表。「人類は何千年もの間、治療や通過儀礼、心理洞察を求めてこうしたキノコを使用してきた」と訴えている。

 コロラド州は2012年、一部反対もあったとはいえ、住民投票で初めて大麻を合法化した2州のうちの一つであり、今回の投票でも賛成多数となれば、同州は再び米国内における薬物合法化の面での最先進州となる。(c)AFP

・Denver’s psychedelic mushroom initiative trails, but gap tightening
https://www.denverpost.com/2019/05/07/psychedelic-magic-mushrooms-denver-election/

(マジックマッシュルーム栽培)
https://www.denverpost.com/wp-content/uploads/2019/02/AP_070803030546.jpg
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/1000x/img_9a112b711eb8925a33688a41b8767027154512.jpg

2019年5月8日 18:06 AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3224051?act=all