・イラン大統領イランと日本の昔からの緊密な関係を強調

イランのローハーニー大統領と日本の安倍総理大臣が、アメリカ・ニューヨークで行われた国連総会の傍らで、最も重要な二国間問題や地域問題、国際問題に関して意見交換を行いました。
ローハーニー大統領と安倍首相は26日水曜、この会談で、イランと日本の昔からの緊密な関係と、政治、経済の様々な分野における両国の協力の継続を強調しました。

また、この会談で、地域レベルと国際レベルでの日本の重要な役割に触れ、「友好国である日本との関係は、イランにとって重要であり、イラン国民は日本に特別な敬意を抱いている」と述べました。

さらに、「イランはエネルギープロジェクトとイラン南東部チャーバハール港の開発計画の推進における、日本の進出と共同投資を歓迎している」としました。

ローハーニー大統領は、核合意に対する日本の立場を評価し、「アメリカの核合意離脱は多国間の取り決めと国連安保理決議への違反であり、非難されるべきだ。核合意の問題は地域の平和と安全保障に関係しており、すべての国は、安保理決議2231に従い、核合意を支持することが義務とされる」と語りました。

また、東アジア地域の緊張緩和に満足感を示し、「イランにとってアジア地域、特に東アジアの平和と安定の強化は重要だ」と述べました。

安倍首相もこの会談で、南西部アフワーズのテロ攻撃に関して、イランの政府と国民に哀悼の意を示し、地域の安定のために、イランの建設的な役割の維持は必須であり、日本は様々な分野におけるイランとの協力を続けていくとしました。

また、日本とイランは来年、国交樹立90周年を迎えるとして、両国の関係は以前からの友好的なもので、イランの教育を受けた人材と豊かな天然資源は、イランの地位を押し上げており、日本はイランが世界レベルでより際立った役割を担うよう望んでいると語りました。

さらに、日本は核合意を支持すると強調しました。

日・イラン首脳会談 平成30年9月26日
https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/ir/page3_002566.html

(安倍首相とローハーニー大統領)
http://media.ws.irib.ir/image/4bptc1d9a82b9a19iy2_800C450.jpg

2018年09月27日15時43分 ParsToday
http://parstoday.com/ja/news/iran-i48166