【北京時事】中国の陳暁東外務次官補は２２日の記者会見で、台湾との外交関係をアフリカで唯一維持する南部のエスワティニ（旧スワジランド）について、「遠くない将来、国交樹立が実現できると信じている」と述べ、台湾との早期断交と中国との国交締結を促した。

　９月３、４両日に北京で開催する「中国アフリカ協力フォーラム」の事前説明会見での発言。陳氏は「われわれは全アフリカ諸国が中国との経済協力に参加するよう希望している。これはアフリカ諸国共通の期待でもある」と強調した。
　台湾訪問中のガメゼ・エスワティニ外相は２２日、ロイター通信に対し「台湾とは良好な関係にあり、陣営を変えるつもりはない」と述べた。

　中国は、独立志向の台湾の民進党・蔡英文政権を国際的に孤立させるため外交攻勢を強化。２０１６年５月の蔡政権発足以降、アフリカではサントメ・プリンシペとブルキナファソが台湾と断交、中国と国交を結んだ。２１日に中米エルサルバドルも断交し、台湾と外交関係を持つのはエスワティニを含む１７カ国に減った。
　中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は２２日の社説で「台湾の『国交相手国』がゼロになるのは時間の問題だ」と指摘した。

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・eSwatini will not switch loyalty to China from Taiwan, says Swazi minister
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2018年08月22日18時19分 JIJI.COM
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