ラオスの国営メディアは24日、南東部アッタプー県にある水力発電用のダムが23日夜に決壊し、
数人が死亡、数百人が行方不明になっていると伝えた。ラオス当局が捜索や救助などを続けているが、
被害がどこまで広がるのか予断を許さない状況だ。

 報道などによると、建設中のセピエン・セナムノイダムが23日午後8時(日本時間午後10時)ころに決壊し、大量の水が流出。
ダムの運営会社は同夜、激しい雨で危険な状態になっているとし、周辺住民への避難の呼びかけを地元当局に要請していたという。

 フェイスブックには、人々が濁流の中を荷物を持って避難する様子や、
水につかった家の屋根の上で助けを待つ映像が投稿されている。

 ダムは韓国企業などとラオス側との合弁会社が2013年から建設を始め、今年から運用を始める予定だったという。

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朝日新聞デジタル
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