米連邦最高裁で2番目に高齢のアンソニー・ケネディ判事(81)が27日、今年7月末に引退すると表明した。
ケネディー判事は保守派だが、同性結婚合法化や人工中絶権支持など多くの重要判決で
リベラル派の判断を支持することが多く、「浮動票」として5対4で判決を成立させる重要な役割を担ってきた。
ケネディー判事の引退を受けて、ドナルド・トランプ大統領は明確に保守的な傾向の判事を指名する機会を得た。

ケネディ判事はトランプ大統領にあてた手紙で、家族と過ごす時間を増やしたいと、7月31日をもって引退すると伝えた。
最高裁で働く機会を得たことを「大いに感謝している」と書いた。

トランプ大統領は、ケネディ判事を「素晴らしいビジョン」と「見事な心」の持主だとたたえた。
後任選びについては、選挙中にすでに25人を最高裁判事候補として一覧にしていたと述べ、
ただちに人選に着手すると述べ、ケネディ判事と同じくらい「傑出した人を選ぶようにしたい」と話した。

ホワイトハウスも、30年にわたり「個人の権利をひたすら支援し続けた」ケネディ判事に感謝する声明を発表し、
「その言葉は世代を超えて、米国の歴史を織り成すものそのものに、消えない影響を残した」とたたえた。

上院共和党のトップ、ミッチ・マコネル院内総務は27日、トランプ氏が指名するケネディ判事の後任候補について、
秋までに指名審議を終えて採決する方針を示した。

上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務は27日、本会議場で演説し、ケネディ判事の後任選びは、
今後長年にわたり複数の世代に影響を及ぼす重大な決定だと指摘した。

「上院の共和党議員の皆さんは、自分たちが2016年に定めたルールに従うべきだ。
つまり、選挙の年に最高裁判事の指名を審議すべきではないというルールだ」とシューマー議員は述べ、
「そうしないなら、まったくの偽善そのものだ」と強調した。

米国では今年11月に、下院全議席と上院の35議席が改選対象となる中間選挙を控えている。

続きはソースで

https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/17A9B/production/_102232969_epa.jpg
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/8AF3/production/_102217553_sc_balance_of_power_624-nc.png

BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/44638584