(CNN) バーガーキング・ロシアがこのほど、
ロシア人女性向けに、ワールドカップ(W杯)選手の子どもを妊娠すれば、
4万7000ドル(約520万円)獲得の権利と生涯無料でワッパーを食べられるチャンスを提供するとの広告を出した。
これを受けて同社には批判が殺到、謝罪に追い込まれている。

このキャンペーンがロシアで始まったのは19日。
同国のソーシャルメディア「VK」で打ち出されたものだったが、
市民から怒りの声が殺到したことを受け撤回となった。

バーガーキング・ロシアはVK上で謝罪を表明。
「侮辱的」なキャンペーンに関連する情報などを全て削除したと発表した。

ロシアでは今月、有力議員が国内の女性に対し、
W杯期間中にロシアを訪れた外国人男性と性交渉をしないよう呼び掛ける出来事もあった。

この議員は地元ラジオとのインタビューの中で、シングルマザーの増加について懸念していると説明。
ロシア国民はお互いに結婚し、
「良い家族を築いて一緒に住み、子どもを産んで教育を授けるべきだ」と述べていた。

インタビューの質問では、1980年のモスクワ五輪後、
外国人の父親の子どもを出産する例が急増したことに言及。
これに対し議員は「こうした子どもたちはソ連時代から苦しんできた」
「同一人種の子どもなら良いが、両親が別人種だとそういうわけにはいかない。
私は国粋主義者ではないのだが」としている。

CNN
https://www.cnn.co.jp/business/35121208.html