ロシアのプーチン大統領は25日、北方領土問題の解決を含む日露平和条約の締結について
「両国が受け入れられる妥協点を探る」と語り、日露間の最大の懸案である領土問題の解決に意欲を示した。

 露西部サンクトペテルブルクで外国通信社幹部らとの会見で述べた。

 プーチン氏は「(両国の)信頼を高めるのは協力だ」と述べ、
北方領土での共同経済活動を通じて日露間で信頼関係を築くことが平和条約の締結に結びつくとの考えを明らかにした。

 領土問題の妥協の内容は明らかにしなかったが、歯舞、
色丹の2島の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言について
「両国が批准したが、日本が一方的に実行を拒否した」と述べ、同宣言に基づく解決策を改めて主張した。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180526-OYT1T50083.html