【4月27日 AFP】インドで、女の子を出産したと母親に信じさせるため、
偽医者の男2人が新生児の男性器を切断して死なせるという出来事があり、
警察が男らの行方を追っていることが分かった。当局が27日、明らかにした。

 同国東部ジャルカンド(Jharkhand)州チャトラ(Chatra)地区の医療当局幹部によると、
同地区で違法に運営されていた診療所で、男らは妊娠8か月の女性に偽の超音波検査を行い、
女の子が生まれると言い、出産するために緊急手術が必要だと伝えたという。

 しかし24日、新生児が男の子だと判明すると、
2人は新生児の性器を切断して肢体の不自由な女の子に見せかけた。

 検視の結果、新生児は間もなく失血死していたことが分かっている。

 この幹部はAFPの取材に対し、
「2人は違法に診療所を運営し、検査などの医療処置を行っていたが、
医学に関するいかなる学位も取得しておらず、信じやすい患者から金をだまし取っていた」と話した。

 殺人および詐欺の疑いがかけられている2人は、新生児の家族が警察を訪れた25日以降、
行方をくらましているという。

 この診療所は違法とされている出産前の性別検査を行っていた。
母親は複数回、ここで検査を受けていたという。(c)AFP

画像:インドの首都ニューデリーで、妊娠女性への超音波検査に反対する人々
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AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3172901