(CNN) インド政府は23日までに、
12歳未満の子どもへの性的暴行で有罪となった者に死刑を科すことを認める政令を閣議で承認した。
子どもを狙った性犯罪が多発するインドでは、政府の対策などを求める強い抗議の声が全国的に広がっている。

女性・児童育成省によると、当該の政令は21日、モディ首相が議長を務める閣議で承認された。
大統領が署名すれば発効するが、議会が改正を批准しなければ6カ月後に効力を失う。
恒久的な効力を持つのは現在休会中の議会で可決された場合のみ。

政令には女性への性的暴行に科される最短の服役期間をこれまでの7年から10年に引き上げる措置や、
強姦事件の裁判を迅速化する方策も盛り込まれた。強姦事件の対応に特化した専門家チームも立ち上げる方針だという。

残酷な強姦事件が相次ぐ事態を受け、インド国内では対策を求める政府への圧力が高まっている。
国家犯罪統計局によると、警察に通報される性的暴行の件数は1日100件前後。
2016年には前年を12%上回る3万9000件近い被害が報告されたという。

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CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35118170.html