0001しじみ ★
2018/02/24(土) 07:41:45.56ID:CAP_USER「ラストスパートの最中に電話が鳴ったとしても、
後でかけ直すね」。エスパン・ソーレセン(Espen Thoresen)さんはそう言って笑う。
五輪期間中、ノルウェーではときに仕事は二の次になる。
「スキーを履いて生まれてくる」と言われることもあるノルウェー人は
得意のスポーツが集中開催される冬季五輪が始まると、大会に熱狂する。
仕事場でも五輪を熱心に追いかけ、上司もそれをとがめたりはしない。
ソーレセンさんが勤めるのは、学習アプリなどをつくるカフート(Kahoot)というオスロのスタートアップ。
会社の共用スペースには壁掛け式の巨大薄型テレビが置かれ、
遠く離れた韓国・平昌(Pyeongchang)で活躍するバイキングの末裔(まつえい)たちが映し出されている。
会社は五輪と同様、多国籍なスタッフで構成されるが、この日はノルウェー出身の2人がテレビの前の肘かけ椅子に腰を下ろし、
ノルディック複合の中継を見つめていた。
時差があるため「五輪はこっちの朝に放送されるから、少し休憩を取るようなつもりで見ればいい」とソーレセンさん。
競技が白熱してきたら電話は無視すると宣言する彼は
「午後2時には終わるし、そこからフルスロットルで働けば、五輪を見ながらでも仕事は十分にできる」と話している。
五輪期間中、こうしたスタンスを取るのはソーレセンさんだけではない。
国内ケーブルテレビ局が五輪開幕前に行った調査によると、約4人に1人が仕事をしながら観戦するつもりだと答えたという。
特に男性の12パーセントは、上司から仕事中の観戦を禁止されても従わないと答えた。
■一種の非常事態
もっとも、カフートではその必要はない。
会社の共同創業者であるアズムント・フルセト(Asmund Furuseth)さんは、
「ノルウェーの学校では、特に人気競技をクラスのみんなで観戦するのが当たり前なんです。
だから社会人になっても、仕事をしながら五輪を見るのはおかしなことじゃない。
ノルウェー人は、平日でもそうやって優先順位を付けるのが得意なんです」と話している。
冬季五輪期間中は、国内が「一種の非常事態」に入ると話すのは、
労働組合で副会長を務めるヴェガール・アイナン(Vegard Einan)さんだ。
副会長は「リレーにスピードスケート、スキージャンプ、滑降。競技の決着を見届けるためなら、
電話に出なくても基本的には許される」と説明する。
さらに副会長は「五輪を見れば社員の満足度は上がるし、満足度が上がれば仕事場での生産性も増す」と話し、
仕事に悪影響が出ることはまったくないと強調する。
五輪に情熱を燃やすのは従業員も経営者も同じ。
ノルウェー企業連合(NHO)のニーナ・メルソム(Nina Melsom)さんは
「私の経験から言えば、各企業は五輪のメインイベントを観戦しつつ、生産性を落とさない方法を見つけ、うまくやっていると思います」と請け合う。
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AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3163564