ロシア極東のウラジオストク港沖で3日、
かつて日本と北朝鮮を結んだ貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」が燃料切れのため遭難信号を発信した。
北朝鮮との定期航路を運営する地元のロシア企業「インベスト・ストロイ・トレスト」がインタファクス通信などに明らかにした。

 同社によると、同号は乗員34人で米や小麦などの積み荷を運んでいたが、
何らかのトラブルで港側が接岸を認めず、燃料、食料が尽きたという。
同日中にタンカーを出し、万景峰号に燃料などを補給する予定。同社は5日に対応を検討するとしている。

 万景峰号は昨年5月、北朝鮮の羅先(ラソン)とウラジオストクを結ぶ定期航路の船として運航が始まったが、
港湾使用料の問題で8月下旬に休止。10月に貨物のみの航路として不定期の運航が再開していた。

朝日新聞デジタル
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