TPP=環太平洋パートナーシップ協定の参加11か国が、
3月に署名式の開催を目指すことで一致したことについて、オーストラリアのターンブル首相は、
発効に向けて前進したことを歓迎するとともに将来的にはアメリカの復帰が望ましいという考えを示しました。

TPP協定に参加する11か国は、23日まで日本で開かれた首席交渉官会合で積み残されていた課題で折り合い、
3月に南米のチリで署名式の開催を目指すことで一致しました。

これを受けて、日本とともに11か国での早期発効を目指してきた、オーストラリアのターンブル首相は、
24日、東部ブリスベンで記者会見し「すばらしい結果であり、何百億もの輸出や何千もの雇用が生まれることを意味する」と述べ、
発効に向けて前進したことを歓迎しました。

そして、「安倍総理大臣の尽力とリーダーシップに感謝する」と述べ、交渉を主導してきた日本に感謝の意を示しました。

そのうえで、ターンブル首相は「協定はアメリカが復帰できる仕組みになっていて、
どこかの時点での復帰を皆が望んでいる」と述べ、将来的にはアメリカの復帰が望ましいという考えを示しました。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180124/K10011300711_1801241517_1801241520_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180124/k10011300711000.html