ニューヨーク(CNNMoney) 米ネット通販大手アマゾンは22日、
会計レジのないコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー」の第1号店を、同社の本社があるシアトルに開設する。

買い物客が入店する時に専用アプリを読み取り機にかけると、センサーがその後の動きを追跡し、
買った商品の代金を本人のアマゾン・アカウントに請求する。
客はレジに並ぶこともなく、そのまま店を出て行けばいい。

アマゾン・ゴーに並ぶ商品は食料雑貨、
調理済み食品や自宅ですぐに調理できる食材セット、冷たい飲み物など。

アマゾン・ゴーのコンセプトは2016年に発表され、入店客を同社従業員に限定して試験的に開店。
17年初めには一般消費者に公開される予定だった。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは昨年3月、技術開発が予想より少し難しかったと伝えたが、
アマゾンの報道担当者は21日、CNNMoneyとのインタビューでこれに反論。
「技術上の問題は全くなかった」と述べた。同担当者によると、従業員だけでも予想をかなり上回る買い物があり、
必要な情報は試験期間中に全て集めることができたという。

今後さらにシアトル以外の場所に開店する可能性もあるが、まずはこの1店に集中する構えだ。

アマゾンはネット通販で従来の小売店を脅かす一方、実店舗の展開にも乗り出している。
これまで全米13カ所に書店をオープンさせ、さらに3カ所で開店する予定。
昨年6月には米自然食料品スーパーのホールフーズ・マーケットを買収した。

関連ソース画像
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/01/22/4e24502b56ab0c5270377b01459d831b/amazon-logo-getty.jpg

CNNニュース
https://www.cnn.co.jp/tech/35113496.html