ミャンマー西部ラカイン州で16日夜、仏教徒ラカインの若者たちに向けて警察官が発砲し、
7人が死亡、12人がけがをしたと同国政府が発表した。政府は経緯を調べている。

 情報省などによると、ラカイン州ミャウーで同日午後9時過ぎ、1500人ほどの若者が集まってさわいだため、
警察が解散させようとした。若者らは抵抗し、警察官の方に迫ってきたため、警察官が複数回発砲したという。

 若者たちは、18世紀にこの地域のアラカン王国がビルマ(当時)の王朝に滅ぼされたことにまつわる催しを開いていたという。
州政府などによると、警察側は事前に住民に催しを開かないように呼びかけていた。

 同州では、昨年8月から政府の掃討作戦によって
約65万人のイスラム教徒ロヒンギャがバングラデシュに逃げて難民になる問題が起きている。

朝日新聞デジタル
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