教員の給与を医師並みに、教育法改正草案

教育訓練省は、教育法改正草案を発表した。草案では、教員の給与を公的組織の中で最も高い水準に設定するほか、職業手当てや年功手当て、その他手当も支給すると提案しており、教員の給与を医師並みに引き上げることで注目を集めている。

 教育施設や医療施設など、公的組織の公務員の給与を規定する政令第204号/2004/ND-CPでは、公的組織の公務員の給与は12レベルに分類されている。

 給与が最も高いのは係数(給与算出にあたり公務員の最低賃金にかける数値)が6.20〜8.00となっている上級の医師・薬剤師・教授・建築士など。一方、教員の係数は、高校が4.00〜6.38、中学校が2.10〜4.89、小学校・幼稚園・保育園が1.86〜4.06で、給与も比較的低い水準となっている。

 「教員の給与を公的組織の中で最も高い水準に設定する」という規定が適用されれば、教員の給与は医師並みの水準に引き上げられることになる。

 草案については2018年1月16日まで意見聴取を行い、同年5月の国会に改正案を上程、年末に可決される見通し。


ベトジョー
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