ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)に建設された欧州連合(EU)の新しい建物で13日、
厨房(ちゅうぼう)から有毒な煙霧が発生し、20人が体調不良を訴えた。来週、この建物で予定されている首脳会議については予定通り行われるという。

 この建物は、総工費3億2100万ユーロ(約424億円)をかけて建設された、欧州理事会(European Council)の本部で、
内部の構造が近未来的な楕円(だえん)形をしていることから「スペースエッグ(Space Egg)」とも呼ばれている。
有毒煙霧の発生を受け、建物内にいた人々は避難し、現場には何台もの救急車が出動。
ブリュッセル救急当局の広報担当者によれば、「目の痛みを訴え、嘔吐している」人々もいたという。

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