世界の雑記帳
皆既日食の生産性損失760億円にも、21日に米で観測

2017年8月18日 16時08分(最終更新 8月18日 16時08分)
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 8月17日、今月21日に米国で観測できる皆既日食の際に多くの従業員が仕事を抜け出すことから、少なくとも6億9400万ドルの生産性の損失が出るという推計が公表された。インドネシアで昨年3月撮影(2017年 ロイター/BEAWIHARTA)


 [ニューヨーク 17日 ロイター] - 今月21日に米国で観測できる皆既日食の際に多くの従業員が仕事を抜け出すことから、少なくとも6億9400万ドル(約760億円)の生産性の損失が出るという推計を、再就職支援会社の米チャレンジャー・グレイ・クリスマスが公表した。

 推計では、観測のために外出する時間を20分と予想し、日食の時間に観測可能地点で働く人は8700万人と想定。労働統計局がまとめた平均時間給のデータを用いて、生産性の損失額をはじき出した。

 ただ、米大学バスケットボールトーナメントの「マーチ・マッドネス」、感謝祭明けのオンラインセール「サイバーマンデー」、スーパーボウルの翌日などに比べると、損失額は少ないという。

 例えば、サイバーマンデーの場合、仕事中にショッピングに費やされる14分ごとに4億5000万ドルの損失が出ると推計されている。
https://mainichi.jp/articles/20170818/reu/00m/030/010000c